編集室より

[2] ぺっちゃん救出・裏話

一つひとつできあがった花の名前を確かめて自分が組み合わせたブロックの前で大満足の記念撮影。ニッコリしていると何処からか声が聞こえてきます。
「助けて~」
ギャングありにさらわれたぺっちゃんです。ぺっちゃんを助けに向かいます。

ぺっちゃん、発見、救出。

この辺りまで来ると子どもたちはもう完全に「あかいあり」になりきっていて、ぺっちゃんを助けられた喜びが表情に溢れます。この満足感がぺっちゃんを閉じ込めたギャングありを退治しようという気持ちに変わります。

さて絵本では、ぺっちゃんがギャングに勇敢に立ち向かうのですが、このゲームでは残酷ではなく、でも思い切りギャングをこらしめなければなりません。

ここで裏話をご紹介します。
ぺっちゃんが木に登るのをどう表現するのか?このゲームを監修してくださった早未恵理さんが考案したのは子どもたちがぺっちゃんを木に登らせる手動エレベーター。

救け出したぺっちゃんをエレベーターに乗せてヒモを引っ張ると上がっていきます。上に到着すると子どもたちの視線からはぺっちゃんは見えなくなります。その時すかさずスタッフが「あっ!ぺっちゃんがあそこにいる!」

指差す先に「ぺっちゃん」を発見、となるようセットしておきます。

さあ、これからはぺっちゃんに加勢してギャングありを思い切りこらしめます。何しろぺっちゃんを誘拐した悪者ですから。こんなです。

ロープをゆらし始めると「がんばれ!」の大声援が絵本館スタッフやボランティアさんからも。
ギャングが水に落ちて「やったー!」拍手喝さい。
ギャングを次々落とすたびにその声も大きくなり大変な盛り上がり。

最後には、あかいあり皆で力を合わせ、ギャングから取り戻したビスケットを運びます。
「わっしょい、わっしょい」の掛け声にも力がこもり、子どもたちは汗をかき、ほっぺは赤く満面の笑みでゲームは終わりとなりました。

大型連休中は、このゲームの一部分を絵本館でお楽しみいただける予定です。
詳しくは絵本館までお問い合わせ下さい。電話 0778ー21ー2019

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