編集室より

高崎といえば「だるま」というほどですが、たかさき絵本フェスティバルかこさとし画のポスターもだるまちゃんやそのなかまが大集合。ポスターさながらにチェロ演奏などで華やか賑やかに2018年1月27日に「かこさとし展」が開幕しました。

会場外には、びっくり仰天の大きな「だるまちゃん」がお出迎え、写真スポットになっています。ポスターになった絵が飾られた入り口(上)の向こうには絵がずらり。

まずは、『からすのパンやさん』(上の写真)そして『どろぼうがっこう』(下) 。天井の高い会場ですがお子さんにも見やすい高さに展示されていて、近くでじっくり絵を見ることができます。腰掛けて本を読める場所があるのも嬉しいですね。

記録的な寒波もなんのその、会場は熱気で溢れています。下の写真左奥には「だるまちゃんとてんぐちゃん」のほぼ全場面と表紙、前扉も展示しています。下書きも少数枚あり、かこさとしの鉛筆による文の書き込みなどがご覧いただけます。

写真右奥に見えるのは、かこさとしデビュー前の作品。3点揃っての展示は今回が初めてです。その左には、かこさとしのデビュー作『ダムのおじさんたち』と自らが依頼して出版された唯一の作品『美しい絵』が並びます。

緑色のマットに座ってお手玉、折り紙など色々な遊びができて大好評。壁面には『伝承遊び考』の資料が並びます。

奥の部屋では、『小湊鉄道沿線の旅 出発進行!里山トロッコ列車』の全原画と今回が初めての公開となる下絵が揃って見られます。かこさとしの筆使いをご覧下さい。また、貴重な動画やこの展示会に寄せるかこさとしのメッセージをお聞きいただけます。

下の写真は2018年1月27日のトークイベント風景で小湊鐵道石川社長さんが、この本が出版されるきっかけとなった興味深いお話を披露されました。写真に写っているのはかこさとしによる画が、新聞2面いっぱいに掲載された千葉日報をお配りして説明しているところです。

このほかにも、沢山の本が並ぶ部屋の壁面には、あの本、この本の懐かしい場面の額がかけられ、大きな写真のかこさとしが皆様をお待ちしています。(下の写真) これほど多くの絵と資料による展示は今までになかったと言える大規模なものです。どうぞご堪能ください。

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  • たかさき絵本フェスティバル「かこさとし展 未来のだるまちゃんへ」 2018年2月6日まで