編集室より

『未来のだるまちゃんへ』(2016年 文藝春秋)

出版にあたり90歳のかこさとしがこの本の題名を当初「遺言」にしたいと考えたように、柔らかな語り口で、幼少期から晩年までを振り返り、未来の子どもたちへの思いを伝えます。

中でも、なぜ絵本を書こうと思うようになったのか、19歳で敗戦を迎え、「かこさとし」として生きる道を見出し全うした90年を知ることは、子どものみならず、これからを生きる大人にも大きな力を与えてくれます。

推薦者のコメントとともに紹介されています。