絵本館情報

かこさとし ふるさと絵本館「砳」(らく)

かこさとしの生まれ故郷である福井県越前市に2013年4月26日に開館した子どもから大人まで楽しめる絵本館。

かこさとしのほとんどの作品を収蔵する他、4000冊余りの絵本や紙芝居を読める絵本の部屋、からす、だるまちゃんやマトリョーシカちゃんの衣装を着たり昔遊びやユニークな工作のできる遊びの部屋、2階には原画や複製原画が展示される。

外にはオリジナルの遊具もあり、全国から訪れる人々がかこさとしの世界に笑顔になれる貴重な場所。

絵本館周辺の情報 〜越前市便り〜

元絵本館館長・栗波敏郎氏にる越前市便りをお届けします。お楽しみください。

ふるさとを離れ80年、かこさんは小学校二年生まで過ごした武生の風景や暮らしぶりをよく覚えておられます。幼稚園への行きかえり、市街地を南北に貫く旧北陸道の真ん中を流れていた町用水と松並木も、今はもう見ることはできませんが、現在はふるさと絵本館から南へつづく散歩道沿いに、その面影を少し残しています。
 五月下旬の午後、絵本館から紫式部公園までの散歩道を歩いてみました。

ジャガイモの花

見えているのは日野山

用水路の向こうには江戸時代、道標となっていた金灯篭(複製)

歴史ある越前瓦で制作したレリーフも

田植えの終わった田んぼ

紫式部公園に到着、散歩道は続く

紫式部公園

式部像はお色直し中

 いいお天気で、散歩する人も犬も気持ちよさそう。帰宅する中学生女子が「こんにちは」とあいさつしてくれました。畑に植えられた作物の種類や花の名前が分からず、こんなとき「かこさとし こどもの行事しぜんと生活 5月のまき」(小峰書店)を持ってくるべきだったと反省。火曜日なので絵本館も休館日でした。

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