2016

「大地のめぐみ 土の力大作戦」に続く展示はアフリカ大陸を舞台にたくさんの動物が登場する「サザンちゃんのおともだち」(1973年偕成社)です。
特に最近隠れた人気を得ているこの絵本は、著者がセツルメント活動をしていた30代に創作した作品がもとになっています。日本とは異なる気候帯の大地にすむ少年と動物の楽しい交流、勉強が身につくコツもわかる、ちょっとためになる物語。この本をきっかけにアフリカの大地、人びとの暮らしや歴史そして動植物に目を向けていただければ幸いです。

あとがき かこさとし

あとがきを記します。
(引用はじめ)

動物たちと歌とたべものが何らかの形で登場するーーーと、指摘してくださった目ざとい方がおられました。まるで、私の好きなものを見すかされてしまったというところですが、その大好きな動物たちにたくさんでてもらうために、場所をアフリカに求めた作品のひとつが、この「サザンちゃん」のおはなしです。

その頃の私は、若気のせいか、どうもそれまで有色人を題材にして描かれた白人の作品に不満をもち、いわば"アフリカ人によるアフリカ"にとりつかれていました。その私のアフリカ研究(?)時代に、子ども会でつくられたものがこの「サザンちゃん」のおはなしのもとになりました。

このおはなしは、童話や文学ではなくて、どうしても『絵本』でなければなりませんでしたし、その絵もマンガ風や抽象的な描写ではまずいので、できるだけ〈真実性〉を伴うため、このたびはいろいろな本をお借りしたり、図書館に通ったりしてアフリカのようすをしらべました。

とびら絵にかいてある妙な大木は、白人たちが、"上が根っこの木"と名づけたといわれるバオバブというアフリカ特産の木です。その他表紙のうらや、本の中にでてくる動物たちも、ほとんどアフリカ特産のものですので、図鑑などでいろいろとその習性をしらべていただくのもよいかと思います。
(引用終わり)

上は、見開きです。アフリカの大地をイメージした茶色に植物、動物のシルエットがうかんでいますが、原画はどんなものだと思いますか。

ふるさと絵本館では全ページの絵とともに表紙、裏表紙、扉絵、見返しも展示しています。(2016年9月1・2日は展示替えのため休館。毎週火曜日は休館です)

「みんしゅしゅぎ」って絵本は語る

かずがおおいから、いいんじゃなくて・・・かこさとしさん30年前作品復刊

1983年に出版された「こどものとうひょう おとなのせんきょ」が復刊された。きっかけは、この絵本をお子さんと読み、「みんしゅしゅぎ」とは?との問いかけに驚いたことを伝える読者の方のブログでした。これに対し多くの反響が寄せられ復刊が決定。この絵本にこめたかこさとしの思いをお読みください。

投票、恐ろしさかみしめて

デジタル版には、かこさとしのインタビュー動画があります。
デジタル版タイトルは以下の通りです。
「みんしゅしゅぎ」って何?ネットで話題、絵本が復刊

http://www.asahi.com/articles/ASJ8R2R8QJ8RUTIL006.html

村上里和アンカーが訪ねる 絵本作家 かこさとしさんのアトリエ

アンカーと散歩道

ご好評をいただいた2016年 5月11日・6月15日の放送「"生きる力"は子どもたちから」の村上里和アンカーがアトリエを再訪。

創作の原点や、絵巻仕立てでこの度刊行される「かわ」に込めた思いをかこさとしが語ります。アトリエの様子や絵本作家デビュー以前のさまざまな作品も写真でたっぷりご紹介。

読者プレゼントには、2016年10月に新発売の「だるまちゃんすごろく」(福音館書店)が登場です。

越前市で親子ら挑戦

だるまちゃん音頭を楽しむイベントが越前市ふるさと絵本館でも2016年8月21日(日)に開催され、親子55人が楽しんだ模様が写真とともに掲載されました。

絵本館では毎週日曜日午後3時から映像で音頭の踊り振り付けをご紹介します。

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016082202000186.html

2016年8月24日 中日新聞「だるまちゃんおんど」愉快に かこさとしふるさと絵本館

上記の記事が中日新聞にも掲載されました。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160824/CK2016082402000009.html

銀座教文館ナルニア国へ、絵手紙をだそう

絵手紙を募集。お子さん、おとな、どなたでも、官製はがきにメッセージをかいてナルニア国におくってください。抽選5名の方に複製ミニ色紙をプレゼント。

送り先:104-0061
東京都中央区銀座4-5-1
教文館 ナルニア国
締め切り:2016年8月末日
お問い合わせ: 03-3563-0730

加古里子の戦後71年(下) 帰ってきた清流 現実が絵本に追いつく

絵本作家デビューのきっかけとなった福音館書店松居編集長(当時)との運命的な出会い。

戦後の日本経済発展の裏側を投影するかのような作品、「ダムのおじさんたち」「かわ」にこめられた深い思いを金田記者が紐解く迫真のレポート後半。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05985770S6A810C1000000/

子供の記憶に残す、日本の「見取り図」 絵本作家・加古里子の戦後71年(上)

今年、90歳を迎えた加古里子は、敗戦後の人生を子どもたちのために生きようと決意した。

どのような状況、心境であったのか、本人や周囲の人々への幅広い取材を通じて、加古の姿を鋭く浮き彫りにする渾身のレポート。

詳しくは以下に

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05981570S6A810C1000000/

本をかりて商品ゲット 限定バッグ販売も

かこさとしが開館記念に贈呈した「未来への行進」(上の写真)が飾られている越前市中央図書館の10周年記念として同市今立図書館と共にイベントを開始。

「まさかりどんがさあたいへん」(小峰書店1996年)の愉快な見返しをモチーフにしたトートバッグも限定発売。

越前市には日本古来の火づくり鋳造技術、手仕上げという工程を700年近く守り続けてきている打刃物の長い歴史があります。(国指定伝統的工芸品)

打刃物組合のみなさんが作製した「まさかりどんがさあたいへん」のミニチュアが同市ふるさと絵本館に展示されています。

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2016080302000223.html

だるまちゃんおんどを踊ろう会 8月18日(木)

だるまちゃん誕生50周年を記念して、かこさとし作詞のだるまちゃん音頭ができました。

教文館ナルニア国の8月18日は楽しい催しがいろいろ、大きなだるまちゃんがみなさまのご参加をお待ちしています。写真撮影もどうぞ。

10:00-12:00 だるまちゃんのぬりえを作ろう
14:00-15:00 特製うちわをもらって踊りましょう
15:00-16:00 紙相撲で遊ぼう

かこさとしさんに、お手紙をかこう!

絵手紙を募集。お子さん、おとな、どなたでも、官製はがきにメッセージをかいてナルニア国におくってください。抽選5名の方に複製ミニ色紙をプレゼント。

送り先:104-0061
東京都中央区銀座4-5-1
教文館 ナルニア国
締め切り:2016年8月末日
お問い合わせ: 03-3563-0730

だるまちゃん絵本フェア・グッズも販売

だるまちゃん絵本のほか新しいグッズが期間限定でおめみえ、だるまちゃんクイズもあります。詳しくは以下をご覧ください。

だるまちゃんフェア (教文館様)チラシ

以下の教文館さんブログもご覧ください。

http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/weblog/bfe81bb7