絵本館情報

福井県越前市にある、かこさとしふるさと絵本館開設10周年の記念に当たる今年は、「大集合」というキーワードを展示テーマに、さまざまなな絵をご紹介しています。

9月1日から11月27日までは「だるまちゃん大集合」。ご存知だるまちゃんシリーズを中心にじっくり細かくだるまちゃんを楽しむ企画です。『だるまちゃん・りんごんちゃん』(瑞雲舎)の絵も展示しています。

だるまちゃんのトレードマークは何でしょうか。てんぐちゃんに出会った時は裸足でしたが、その後は長靴やスニーカー、加古先生にならって帽子をかぶることも多いですね。少しづつ成長して体型もかわっていく様子も一目瞭然です。

だるまちゃんシリーズの加古の手書き原稿コピーもお見逃しなく。

越前市ふるさと絵本館 開館10周年記念【火曜日休館、5月1日は代休のため休館です】

みなさんお気づきのように、かこ作品には本人と思しき人がしばしば登場しています。冒頭の絵は『お話こんにちは4月のまき』(偕成社)からです。そんな場面を集めての展示がかこさとし没後5年、絵本館開館10周年の記念として開催されます。

『はははのはなし』や『よわいかみ つよいかたち』に登場するメガネさんだけではなく、『あさですよ よるですよ』のまめのお父さんや『くもとりやまのイノシシ先生』のように動物であったり、時にはアリだったり、メガネの姿を見るとかこさとしに見えてくるから不思議です。

そんなにたくさんの本が手元になくて探すのが難しいようでしたら、『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』(2022年平凡社)をご覧ください。これは昨年刊行の展示会図録ですが、かこさとしを連想させる場面を選んで展示しましたので、この1冊の中に、たくさんのかこらしき人物や動物が登場しています。

今回の絵本館の展示では昨年復刊された『カッコーはくしのだいぼうけん』から、かこ自身が自らの姿であるとあとがきに記している「カッコーはくし」を5枚ご覧いただける、またとない機会です。いずれも初公開です。書斎で愛用していた物も展示いたします。

嬉しいびっくりをたくさんご用意していますので、是非、越前市までお出かけください。

*5月1日(代休)・2日(火・休館日)となります。ご注意ください。

尚、2016年5月に当サイトでは「自画像もしくは丸メガネの男性」と題してご紹介しました。以下でどうぞ。

自画像または丸めがね

絵本館については以下でどうぞ。

絵本館

絵本館や公園については2023年4月12日の紹介が以下にあります。

かこさとし紹介

水ぬるむ季節、3月末から約3週間、福井県越前市ふるさと絵本館では、『からすのパンやさん』や『どろぼうがっこう』などと同様、今年出版50周年を迎える『おたまじゃくしの101ちゃん』を展示致します。また『にんじんばたけのパピプペポー』も並びます。貴重な機会ですのでお出かけください。

なお、4月18日(火)は休館日、19・20日は展示替えのため臨時休館となり、次の展示は4月21日(金)から始まります。

福井県越前市のふるさと絵本館で、絵本の中に登場する「遊」に焦点をあてた新しい展示が2023年1月20日から始まりました。

だるまちゃんシリーズや『ことばのべんきょう くまちゃんのいちにち』(福音館書店)、『あおいめ くろいめ ちゃいろのめ』(偕成社)『かぜのひのおはなし』『ゆきのひのおはなし』(小峰書店)などから四季折々、野外でのあそびを中心に一緒に遊びたくなる楽しい絵が数多く並びます

加古がふるさと越前市で過ごした幼い日々の思い出を綴ったエッセイ『だるまちゃんの思い出 遊びの四季』の原稿コピーや寒いこの季節に子どもたちが遊ぶ手袋人形、加古が孫たちと遊びながら身近な材料で作ったものなどもご覧いただけます。どうぞお出かけください。

絵本館については以下に最新記事があります。

毎日新聞 絵本館

「食」をテーマにした展示が7月15日(金)から始まります。

絵本の中の美味しいものといえば、何が思い浮かびますか。『だるまちゃんとかみなりちゃん』の豪華な食卓でしょうか。それとも、だるまどんがペッタンついた、できたてのお餅?『からすのパンやさん』のたくさんの種類のパンの中から何を選びましょうか。

暑い日にはさっぱりしたおそばも美味しそうですし、暑いからこそ、天ぷらで元気を補給もありですね。とにかく、新鮮や野菜から越前ガニまで、たくさんの美味しいものが絵で登場します。

見ているうちにお腹がへってきます。。。でも、大丈夫。絵本のある越前市には美味しいそばや、中華そば、そしてボルガライスというボリュームたっぷりの一皿があります。
おかしやさんのケーキをデザートに食べたら歯磨きも忘れずに、ということで『むしばミュータンス』も展示される念の入れようです。

この夏・秋は絵本館で満腹、幸せなひとときをお楽しみください。

なお、10月11日から13日は展示替えのため休館となります。新しい展示は10月14日からです。お楽しみに!

2022年4月19日 福井新聞で新展示「衣」を紹介

2022年度福井県越前市、かこさとしふるさと絵本館のテーマは衣・食・住・遊です。
4月15日からは「衣」を軸にさまざまな、かこ作品から着る物に関しての絵をご覧いただきます。

食がまず大切だと思いますが、日本では衣食住という順で言われます。それは、奈良時代は官位が衣の色で一目瞭然で、衣がすなわち身分により得られる報酬を意味していたことと関係あるのではないでしょうか。「ならの大仏さま」にその色が描かれています。

時代による衣の変化を見ることができるのは『こどもの行事 自然と生活』(小峰書店)の最後の方にある年表です。

最近は温暖化で幅を持たせていますが、6月と10月には衣替えの習慣があるのも日本ならではでしょうか。初公開の資料やかこの愛用品も展示しますので、是非お出かけください。

2022年4月19日の福井新聞でも愛用品の写真と詳細な説明を紹介しています。以下でどうぞ。

福井新聞 愛用品

動画ニュースは以下でどうぞ。

絵本館 愛用品

4月17日ご来館30万人を達成 

絵本館は2013年4月26日に開館してまもなく8周年を迎えますが、2022年4月17日、30万人目のご来館者をお迎えしました。以下でどうぞ。

絵本館30万人達成 動画

絵本館 30万人

『だるちゃんとかみなりちゃん』全場面展示

『大きなせかい』(1996年偕成社)の下書きも

越前市の「かこさとしふるさと絵本館」で冬の展示が2022年1月28日に日刊県民福井で紹介されました。

冬は夜空の星が見やすい季節ということで『ふゆのほし』(1985年偕成社)や『宇宙』(1978年福音館書店)をはじめ、初公開となる『大きな大きなせかい』(1996年偕成社)の下絵も展示いたします。

福井県民衛生の模型などもあり科学を楽しめますし、空の国のお話『だるまちゃんとかみなりちゃん』の全場面を絵と下絵のセットで公開致します。
会期は2022年3月21日までです。お見逃しなく!

日刊県民福井新聞の記事は以下でどうぞ。

日刊 県民福井

2022年2月1日福井新聞でも「加古さん原画30点ずらり」という見出しで写真とともに紹介されました。

以下で紹介動画がご覧いただけます

ふるさと絵本館展示『宇宙』

電車絵本特集については以下でどうぞ。

絵本舘 ミニ展示

秋のテーマは水。科学絵本、自然のしくみ地球のちからえほんシリーズ2『かわはながれる かわははこぶ』(2005年農文協)の初公開の絵が多く並びます。同シリーズ3『うみはおおきいうみはすごい』の爽やかな画面も是非ご覧いただきたいものです。

『クラゲのふしぎびっくりばなし』(2000年小峰書店)の美しい海中の様子もあれば、昔話『あわびとりのおさとちゃん』(2014年復刊ドットコム)の海は恵をもたらすと同時に恐ろしい悲劇の舞台でもあります。

『みずとはなんじゃ?』の下書きや、「みずあそび」と題する幼稚園向け雑誌なども展示、福井県の美味しい水をだるまちゃんが紹介してくれるコーナーもあって、さまざまな角度から水に迫る展示をお楽しみいただけます。2021年11月23日(火)までです。

明日9月9日は重陽の節句。
『こどもの行事 しぜんと生活』(2012年小峰書店)には、中国で不老長寿を願い「菊の節句」といわれることや、それが平安時代に日本に伝わり無病息災、不老長寿を願うようになった経緯がわかりやすく解説されています。そして江戸時代になると、菊の花を育てるならわしが広まったとあります。

かこさとしが生まれ育った福井県越前市武生(たけふ)は菊人形作りが盛んで菊人形展も今年で70年を迎えます。コロナ禍にあって、先人の思いと一層重なる今年の重陽の節句です。

2021年9月8日の大阪日日新聞[潮騒]では、「たけふ菊人形」と絵本館のことが紹介されています。以下でどうぞ。

大阪日日新聞 たけふ菊人形と絵本館