編集室より

かこさとしがなくなる直前まで手がけたのは『みずとはなんじゃ?』(2018年小峰書店)でしたが、絵を完成させることはできず、かこの下絵を元に鈴木まもるさんに絵を描いていただきました。

文・絵ともに、かこが手がけた最晩年の本が、この『コウノトリのコウちゃん』(2017年小峰書店)です。生まれ故郷の福井県越前市で取り組んでいた、コウノトリを呼び戻す活動を支援するため、執筆の数年前に実際の場所を訪れ遠くからではありましたがコウノトリを見、担当の方から直接説明もしていただきました。

この本が完成した時点ではまだ繁殖がうまくいきませんでしたが、その後、まるでこの本の内容と同じようにヒナが生まれ元気に巣立ちました。この本から名前をつけられたコウノトリもいます。

読み聞かせをYouTubeでお楽しみいただけます。以下でどうぞ。

コウノトリのコウちゃん

朗読者さんへのインタビューは以下で。この最後には、絵本の舞台となった越前市のコウノトリの動画とかこさとしのインタビューへのリンクもあります。

インタビュー