かこさとし 新・絵でみる化学のせかい
地球、そして人類の未来はどのようなものにしたらよいのでしょうか。SGGsの観点からも示唆に富む内容です。 主な内容は 1社会の発展をめざして 2新しい資源をさがして 3新しいエネルギーをもとめて 4未来の化学工業にむかって
宇宙の誕生から始まる地球の歴史を化学の視点から理解を深めることができます。DNAについても、絵とともにその役割を解き明かしています。主な内容は 1 宇宙の誕生と生命の歴史 2青い地球と化学のいとなみ 3人間を守る化学のはたらき
化学技術の進化とともにさまざまな機械や道具が私たちの生活の中で役立っています。その基礎になっている、まるでサーカスのような目を見張る化学技術について名画を使いわかりやすく説明しています。 主な内容は 1さまざまな色 あざやかな色どり 2たねも仕掛けもかがくの魔法 3原子のスリルと 電子のはなれわざ 4びっくり化学の動物曲芸
周期表という言葉を聞いたことがない方にも、元素の特徴を表すユニークな絵を見て、周期表が作られるようになるまでの大勢の先生たちのお話を読むうちに、この表の意義、重要性を知ることができます。 大人も子どももいつもそばに置いておきたい科学絵本です。 主な内容は 1生徒もさまざま、先生もいろいろ 2かわった性質 周期の法則 3すてきな席順 元素の一覧
原子や分子と聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、化学の実験は私たちに身近な調理、料理と同じようなことなのだとわかります。 内容は以下の4項目です。 1分子の発見:分子を見つける方法や、分子の3つの法則 2原子の冒険:分子、原子、イオンについてや元素記号の問題点など 3化学の探検:化学の探検に必要な器具など準備するもの、やり方について 4台所の実験:料理と化学の共通点など
子どもたちに伝えたかったこと
2022年7月16日〜9月4日、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催の「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」の公式図録。
かこさとし自身の心情を投影したカッコーはくしは、好奇心旺盛。自家製のロケットに乗って首が7つある怪獣の捕獲に出かけます。ユーモアたっぷり、怖くない冒険物語です。1978年フレーベル館より刊行の同名絵本の復刊です。
母クジラの愛情と黄色いゆえにいじめられる子クジラの悲しみを希望につながる感動の場面で終わる最後は圧巻です。かこさとしが長年描き続けてきた思いがこの本に凝縮されているかのようです。
かこさとしの紙芝居を手描きのものから出版されたものまで、現存する全作品を紹介。 かこさとしの紙芝居について解説するほか、資料としての価値が高いかこ自身が紙芝居について書いたものを再録しています。かことその紙芝居を知る方から寄せられたエッセイも興味深い内容で読み物としても楽しめます。 著者はかこさとし、鈴木万里
1953年に文、1957年に絵を描き紙芝居として制作。その後およそ30年かけ、1982年絵本として出版しようと出版社に相談するも、かないませんでした。以来、埋もれていた作品が2021年、かこが望んだ絵本の形で出版されたのがこの本です。かこが18歳の時に遭遇した壮絶な戦争体験を「私」という一人称で語っています。美しい風景、恐ろしい光景が繰り広げられる絵と素直な言葉が胸に響きます。
1968年アメリカ向けに出版された同名の絵本を復刻したもので、英語表記です。洋の東西を問わず、子どもの身の回りにあるものを使って、ほんの少し手を加え、工夫することで自分だけのおもちゃが出来上がる嬉しさとそれを使って遊ぶ楽しさを満喫できることを提案する絵本です。工夫から生まれる創造力や自由な発想が子どもの力を伸ばすというかこの体験から得たものが根底にあります。日本語版『てづくり おもしろおもちゃ』も同時刊行。
Chock Full o’Fun の日本語版
1968年アメリカで出版された『Chock Full o’Fun』復刻にあたり、日本語版として刊行。かこさとしのかわいらしいイラストはアメリカ向けを意識してちょっとレトロでモダンな雰囲気が魅力。手近にあるものを少しの工作と工夫で自分だけのおもちゃに仕立てて遊ぶ楽しさは格別です。家の中で遊べるもの、外でも遊べるもの色々です。
1984年偕成社より刊行された『たろうがらす じろうがらす かこさとし七色のおはなしえほん④』の復刊。からすの兄弟がいたずらで失敗したことで大切なことを学ぶお話し。お説教的なところがなく、兄弟からすが愛情を込めて描かれていて、かこさとしならではの暖かさが感じられる作品で、「あとがき」に著者のメッセージが込められています。
『遊びのの四季 ふるさとの伝承遊戯考』(1975年じゃこめてい出版)および、増補版(2018念復刊ドットコム)を底本として、文庫化したものです。文庫にするにあたり改題し、16ページにわたるオリジナルカラーページで、子どもの遊びのまつわる挿絵や写真を収録。また、文庫版付録として「越前武生という町のこと」(「文藝春秋」2014年7月号)を掲載。解説は美術史家の辻惟雄氏。
2004年ベネッセコーポレーション刊行の同名絵本を復刊したもの。うさぎのぱんやさんのいちにちを追いながら、パンの作り方はもちろん、普段目にしない仕事の様子もわかる絵本です。見ているだけでも愛らしいうさぎたちと美味しそうなパンが次々出てきて小さいお子さんも楽しめます。
伝記を読もう
1926(大正15)年かこさとしが現在の福井県越前市で生まれてから2018年5月2日、神奈川県藤沢市で亡くなるまでの92年間の生涯を小学生でも読めるようにわかりやすく伝える内容は、多くの初公開の写真とともにかこが、悩み苦しみ、生涯をかけて取り組んできたことの根源を明らかにします。大人にもおすすめしたい伝記です。
くもとり山のふもとの小さな病院で、イノシシ先生が動物や虫たちの痛いところや体の具合ところを、話をしながら原因を突き止め見事に治療します。7つ小話からなる幼年童話です。穏やかでわかりやすい語り口は、読み聞かせを想定して作られたためで、大人も子どももその世界に引き込まれます。文はかこさとし、絵はかこと中島加名。
ヌプキナはアイヌ語で「すずらん」を意味します。ヌプキナ咲く湖のほとりで暮らすアイヌ兄弟のこの悲しい物語は、未来を担う子どもたちに伝えておきたいという著者の強い思いで描かれました。多様性のことが語られる現在ですが、1980年に絵本として出版されていたことに著者の一貫した姿勢が伺えます。