身体が弱くハンデを持った白い子象のシロちゃん。 ある日、象たちの村が火に包まれてしまいます。逃げ遅れるシロちゃんを守るため、お母さん象が命がけでしたことは…。象の親子の感動物語を、ぜひ親子で楽しんでください。 実話をもとにした、このお話は、全国心身障害児福祉財団のジャンボ絵本として、今まで全国各地の子どもたちに楽しまれてきました。ジャンボ絵本を見た子どもたちの「どうしても手元に置きたい!」という声に応えて絵本として復刊。 1985年偕成社刊『ぞうのむらのそんちょうさん』を改題、再編集したものです。
かこさとし・むかしばなしの本
いわれのない不当な苦しさを強いられ、辛さの底に落とされた時、どうすれば良いか、どう考え、行動しなければならないかを私たちに問いかけるシリーズの最終巻にふさわしい「人間の真の生き方」にせまる名作。 美しい浜辺の村に住む女の子、おさとちゃんは、おかあと一緒に海にもぐり、貝をとって暮していました。しかし、ある日、海に入ったおかあは、二度と戻ってはきませんでした。その後、海では次々と恐ろしいことが起こり、、、 生命をささげても守らなければならないもののために、行動できる強さを、今の子どもにも、お父さんお母さんにも静かに考える機会をもってほしいとの願いから、このお話が生まれました。
かこさとし・むかしばなしの本 2
ある村の大金持ちで強欲なでんえもんのお話。でんえもんのもとへ、年老いたおじいさんがやってきて不思議な力を与えると、、、、!? 人間というものは立場や何かの理由によって、同じ人でも「仏」になったり「鬼」になったりするものです。自分もそんな人間だということを忘れず、おそれとつつしみを抱きながら、社会のゆがみや悪に敢然と立ち向かっていってほしいという著者のメッセージがこめられた一冊です。 1978年童心社刊「でんせつでんがらでんえもん」の復刊