福音館のペーパーバック絵本
くまちゃん一家の一日を通して言葉を学ぶことができる。小さいお子さんが最初に見るのにピッタリの絵本。小型で持ち歩くにも便利。発刊から30数年経った今でも、人気のこの本で言葉を覚えたお子さんたちが大勢います。
こどものとも絵本
松岡亨子さんの文に加古が絵を描いた作品。赤い帽子の男の子、とこちゃんはお祭り、デパート、夏の海水浴、と人ごみの中をあちこち歩き回りますが、いったいどこにいるのでしょうか。人探しの楽しさを味わう先駆けとなった絵本。
福音館の科学シリーズ
地球の7割を占める海はまだまだ未知の世界。人類と海、生物と海の関係などを歴史、生物学、環境など多面的に捉える大人も興味尽きない画期的的な科学絵本。
かがくのとも絵本
「いえって、なあーに?」子どもの質問にうまく答えられますか? この絵本では、いろいろな要素からなる家の機能を、順を追ってわかりやすく説明していきます。中学校の技術家庭科の教科書にもとりあげられている絵本。
だるまちゃんが日本の現代子とすれば、かみなりちゃんは遠い国ー未来と外国のイメージをもたせたと著者は語っています。かみなりちゃんの国では電気で乗り物や階段、テーブルの上のものも運んだり、、、かみなりちゃんの表情にも注目。
ながい鼻とかうちわとか、てんぐちゃんの持っているものを何でも欲しがるだるまちゃんの物語を、親しみやすい絵で語ってゆく、ユーモアあふれる絵本。
北国の冬は、雪がすべてをおおってしまいます。雪と戦う生活、雪を利用する生活、雪を楽しむ生活をパノラマ風に描いたこの絵本は幼い読者を雪国へと導きます。
福音館の単行本
草花遊び、紙遊び、ハンカチ遊び、絵遊び……親から子へ引き継がれ、知恵と工夫でみがきぬかれた伝承遊びを豊富な写真とともに1冊にまとめました。発刊当時、マスコミでも話題になった異色の本。
山の奥で誕生し、山あいを下り、平野部を流れ、最後に海へいたるまでの川の一生を、その周辺のようすも含めてこまかく描いた知識絵本の傑作。
高い山に降った雨がしみでて小さな水の流れがやがて川となり海に注ぐまでを描いた科学絵本。水の流れ、ダムに始まる電気の流れを人々の暮らしと合わせて伝える。 2016年83刷よりp24にあった「まちの ごみや きたない みずが ながれこんで、 かえは すっかり よごれてしまいました。」の一文を、本来の川の姿となったので削除。
心のかてを与える「母の友」絵本 34
かこさとしデビュー作。 「時代に合ったテーマで」との編集者の意図を汲み停電が頻繁と起き、電力確保のため進められていたダム工事を軸に、建設に携わる人々の労働の素晴らしさ、人間味ある詩情を科学的真実と融合させようと意図した力作。 写真は初版。「こどもとも」の大きな字の下に小さく「だむのおじさんたち」とある。おじさんの絵の右下に縦書きで、加古里子 作・画