化学のせかい(4)
化学のせかい(5)
え加古里子 ぶん 武藤芳照 監修 宮下充正
岩波映画の社会科絵本
カメラの歴史を紐解きフィルム写真製作過程、現像の方法などを説明。写真の持つ役割や方法について言及する絵本。
天然素材を補い現在の私たちの生活に不可欠な品々は石油か作られています。ペットボトルなどのプラスチック製品、車のタイヤなどのゴム製品、灯油、アスファルト、塗料や洗剤、繊維など。その精製過程をわかりやすい絵で理解できる本作は著者の専門分野でもあり、大人にも役立つ内容です。
輸入されてきた鉄鋼石が、様々 な工程を経て溶鉱炉にいれられ、「銑鉄(せんてつ)」となり、さらに転炉に運ばれ鋼(はがね)となる。24時間休むことなく作られた鋼がスラブという板のようなものに加工され、さらに多くの工程を経て資材となっていく。そこに働く人々の様子を交え私たちの暮らし中で使われる鉄の製品について詳しく、わかりやすく伝える絵本。 小学校中級から中学向
私たちの今の暮らしは通信衛星によって支えられているといっても過言ではないでしょう。本作はインターネット出現前の絵本ですが、ここで示されていることは今と変わりありません。当たり前のように使っているパソコンやスマートフォンも通信衛星なしでは成り立ちません。その仕組みを優しく説明している絵本。小学校中級から中学向。
福音館の科学シリーズ
宇宙はどこから始まるのでしょうか。本作では小さなノミがはねるところから徐々に高く遠くに、そしてやがては地球の重力をこえて飛び出す速度が得られれば、と広がり150億光年にまで達します。総合的視点が秀逸な科学絵本。
かこさとしからだの本
子ども向けに脳と心の関係や、脳の疲れをとるのに睡眠が大切であること、脳を保護しなければならない理由をわかりやすく書いてある絵本。
眉毛やまつげ、涙やまぶた、角膜など生物学的に幾重にも保護されている目の大切さや2つあることの意味を簡単な実験で自分でもわかるように説明。目に悪い姿勢や習慣、目の老化ついても。
手や指をうごかすことは子どもには大切で必要。なぜなら、考える,工夫する、思案するという大脳の働きを誘うから。そんな著者の願いから書かれた一冊。
体の仕組みのうち不思議で素晴らしいものの一つである血液について、どんな役目をもっているのか、どんな大事な仕事をしているのかを子どもによくわかるようにやさしく書いた絵本。
出版当時、日本の子どもの98パーセントに虫歯があったことを著者が非常に残念に思ったことから生まれました。子ども自身が自分の歯を守るという意識をもてるよう作られた説得力のある絵本。
鳥、金魚、かめといった子どもになじみのあるものの卵からの誕生と人間の誕生を比較し子どもの心理や興味を考えて哺乳類としての人間の「生と性」を知ってほしいと願い描かれた絵本。
食べることは生きること。美味しいきれいな食事が体の中でどうなるのか。栄養素を「大事な栄養がはいったかばん」に例えるなど、小さなおこさんにもわかるように描かれた絵本。
地球の中のようすを地表から中心部にわたって描く。地球内部の巨大なエネルギーが地球を変えていく過程を描くページは目を見はるものがあります。地球誕生を知るには地球内部とともに地球の外、宇宙に目を向ける必要も。