展示会情報

第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭として石川県加賀市にある中谷宇吉郎 雪の科学館「科学者の心展」が開催されます。

中谷博士は世界で初めて人工雪の結晶を作った科学者ですが、随筆や絵もかいていました。
著名な科学者が遺した芸術や文学を紹介する本展で、かこさとし絵本の絵を展示紹介を致します。

会場の様子は以下でどうぞ。

科学者の心展 始まりました

雪の科学館 科学者の心展

『からすのパンやさん』出版50周年記念 森の美術館「木夢」にて

北海道の西興部(にしおこっぺ)村にある森の美術館「木夢(こむ)」でミニ展示会を開催します。

15点と数は少ないものの、初公開や珍しい絵も、お馴染みのものもあります。

村の皆さま、道内の皆さま、深まる秋に、かこさとしの絵をご覧になっていつもとは違うひとときを過ごされてはいかがでしょうか。

この展示会に関しては2023年9月28日の北海道新聞で写真と共に報じられました。

2023年9月28日北海道新聞 

【最新情報】2022年12月17日

伝記を引用してご紹介いただいています。以下でどうぞ。

群馬県立館林美術館 伝記を読もう かこさとし

2022年12月17日東京新聞・群馬版

東京新聞WEB

2022年12月13日上毛新聞で写真とともに大きく掲載

絵本作家・かこさとしさん 「子どものため」描く 「だるまちゃん」原画など160点

群馬県立館林美術館にて開催中(本展示会は2022年12月25日まで)の「かこさとしの世界」展を紹介。

中学生の時に描いた富士山の板絵、20代の悩みの中、描いた自画像、30代の絵画作品など絵本とは違うタッチの作品が並びます。

おなじみの「だるまちゃん」や『からすのパンやさん』の下絵からはかこの構想を練っていた様子が伝わってきます。

デビュー作の『だむのおじさんたち』の全場面と共に、使われなかった絵も合わせて展示。そこから著者の思いが読み取れます。

ウクライナ民話の「てぶくろ」として知られている物語を紙芝居にした『おちていたてぶくろ』や、最後の作品となってしまった『みずとはなんじゃ?』の絵の下書き、平和と求める強い気持ちを「だるまちゃん」に託した絵など、盛りだくさん。

科学絵本やその下絵、『出発進行!里山トロッコ列車』のすべての原画も並び、年齢問わず味わっていただける作品の数々を広々とした会場でじっくりご覧いただけます。

動画は以下で。

館林美術館 「かこさとしの世界」展 動画

上毛新聞記事は以下でどうぞ。

上毛新聞

新情報、2022年11月25日のぐんま朝日は以下で

2022年11月25日 ぐんま朝日

ぐんま朝日

朝日新聞は以下でどうぞ。

館林美術館

会場の詳細は以下でどうぞ。

「かこさとしの世界」展

『だるまちゃんとてんぐちゃん』などの「だるまちゃん」シリーズや、『かわ』『海』『地球』『宇宙』や『人間』などの科学絵本を出版している福音館書店が70周年を迎えたことを報じる記事が2022年11月15日
東京新聞に掲載されました。

「あけてみよう かがくのとびら展」

その福音館書店「かがくのとも」から生まれた展覧会「あけてみよう かがくのとびら展」が2022年12月7日〜2023年2月12日まで、佐川美術館で開催されます。

かこ作品からは『だいこんだんめん れんこんざんねん』が体験型のデジタル展示として登場します。本展は2019年東京、2021年ひらかたパークで開催された巡回展でWEB事前予約制です。

詳細は以下でどうぞ。

かがくのとびら展

2022年12月14日琵琶湖大津経済新聞などに掲載されました。記事は以下でどうぞ。

びわ湖大津経済新聞

Yahoo ニュース

今年度の展示テーマを「衣」「食」「住」「遊」としている越前市絵本館の秋の展示テーマは「住」です。

かこさとしは20代の時、住宅難で困っていた大学時代の歳上の友人とそのご家族のために小さな一軒家を建てたことがあります。

大学時代に加わっていた演劇研究会で舞台装置をまかされたのは、まさに適任だったといわざるを得ません。

日曜大工は時間が許せば喜んでしていたもので、本棚を作って部屋上部の周囲をぐるりと囲むように据え付けていました。

そんなかこですから、『だむのおじさんたち』でデビューした翌年1960年に『あたらしいうち』(文のみ担当)、1969年に『あなたのいえ わたしのいえ』(いずれも福音館書店)、そして『あきえちゃんのいえ ジロのいえ』(1985年童心社)と家についての絵本があります。

これらは戦争中、類焼を防ぐために建物のひき倒しに駆り出された大学1年生の時の経験、そして空襲で自宅を含む多くの家々が焼き尽くされ焦土と化したのを目の当たりにした忘れられない光景がその下敷きにあることを忘れるわけにはいきません。

下は『あきえちゃんのいえ ジロのいえ』から、あきえちゃんのお父さんが引っ越しのお祝いにもらった犬のジロの小屋を作っています。かこの姿と重なる場面ですが、あとがきには、「大切な家を新しい見方で取り上げてみました。(中略)ただ広ければとか便利であればよいのではない重要な点を、ぜひしっかり考えてほしかったからです。」とあります。

また、『あなたのいえ わたしのいえ』のあとがきには、かこがセツルメント活動をしていた戦後、
「戦災の名残が残っていた当時、浴室、台所、トイレのない寄宿舎などに住む人が大勢いたのです。そうした所の子に「自分が住んでいる所も立派な家だ」と思ってもらえるように描いた」とあり、「各地で災害が起こるたび、特に2011年3月11日に起きた東日本大震災で、体育館や仮説住宅の居住している子どもたちの様子を当時と比べ、胸が痛む思いです。」と記しています。

人間にとって大切な家を失うことはどれほど辛く、苦しいかを知るかこだからこそ、何気ないようでいて本質的なものを伝えることとなっている、これらの作品です。

「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」つづきのシリーズでも日曜大工や建築の様子が描かれていて、上記の絵本の場面と合わせて展示致します。初公開のものも数点あり、夏の Bunkamuraでの展示会でご覧いただいた、加古が使っていた曲尺や折尺も並びますので、じっくりご覧下さい。

2022年10月8日(土)から始まる群馬県立館林美術館での「かこさとしの世界」展の模様が会場から生中継で紹介されます。

日時:2022年10月11日(火)午後6時半〜
番組名: NHK(総合テレビ)ニュース ほっとぐんま630

生放送のニュース番組で群馬県内のみの放映となりますが、地域の皆様、ぜひご覧ください。
1週間以内、見逃し配信は以下です。

NHKプラス

美術館のご案内は以下でどうぞ。

館林美術館 「かこさとしの世界」展

加古里子没後4年特集展示

からだと健康

福井県立ふるさと文学館(福井市)で、上記のようなコーナーを設け展示をしています。

『むしばミュータンスのぼうけん』(1976年)や『ほねおれます くだけます』(1977年いずれも童心社)の複製原画も展示して、体に関係する書籍のご紹介をしているほか、かこの貴重な映像もご覧いただけます。お近くの方はぜひお出かけください。

かこさとし おいしいもの展

おいしいものの絵がたくさん並ぶ展示会が開催されます。

パンにおかし、野菜だけでなく天ぷらにフライ、麺類もずらり。見ているだけでお腹がへってきそうです。マメちゃんの子どもたちで賑やかなマメの家族の1日が描かれている『あさですよ よるですよ』もたっぷりお楽しみください。

本展示会初登場のグッズも豊富です。ご期待ください。

多治見市 こども陶器博物館

2019年開催予定だった名古屋松坂屋美術館での展示会が2022年3月5日(土)から4月3日(日)まで開催されます。

巡回展では開催場所にちなんだ特別展示コーナーを設けていますが、名古屋では『地下鉄ができるまで』(福音館書店)や新幹線に関連する『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』『太陽と光しょくばいものがたり』(いずれも偕成社)や清洲城が登場する『川を治め水と戦った武将たち 武田信玄・豊富秀吉・加藤清正』(瑞雲舎)など本会場のみで公開されるものにも注目です。詳しくは以下をどうぞ。

 かこさとしの世界展 松坂屋美術館

東海テレビの動画は以下でどうぞ。

東海テレビ 名古屋松坂屋美術館での展示会

グッズ情報などの詳しいご紹介が以下にあります。

松坂屋美術館トピックス

2022年3月19日中日こどもウィークリーでも紹介

本巡回展でも名古屋会場のみに展示されている『地下鉄のできるまで』(1987年福音館書店)を中心に、大きな写真とともに、この本制作にまつわる逸話などを詳しくご紹介しています。