お知らせ

新刊情報

出版されたばかりの『かこさとし 新・絵でみる化学のせかい』5冊シリーズを藤沢市の4市民図書館に寄贈の機会をいただき2024年11月27日藤沢市・鈴木恒夫市長さんはじめ皆様にご挨拶、お披露目となりました。その様子が11月28日の神奈川新聞に写真入りで掲載されました。

この写真は会場で、テーブルに立ててあるのがこの度講談社より刊行された新刊です。

中央の列の5冊と最前列左にあるのは1981〜82年に偕成社から出版された旧版です。ただし最前列右の『世界の化学者12か月』(偕成社)のみ2016年にリニューアルして刊行されました。

後方左の絵は本シリーズ④『地球と生命 自然と化学』の第1場面の複製画、後方右は『過去六年間を顧みて』(2018年偕成社)の最後にある、小学校卒業時の加古の決意。「化学博士という目的を目指し、友と約束したことと、父母の教えを胸にとめ勢いよく進んでいこう」でこの文集を終えています。

小学6年生の決意を実現し化学博士となったかこさとしからの贈り物を「こどもだけでなく大人の方にも手に取って」いただけたら思います。

かこさとし童話集第9・10巻世界のおはなしその1、その2が出版され、これで全10巻が刊行となります。

シックな色合いのカバーがかけられたこの2巻には、古今東西の様々な地域のお話、アイヌの人々に伝わるお話や琉球の物語もあります。

9巻の表紙の絵はこの童話集のために書き下ろした「メン鶏と三羽のひよこ」という苗族の古話の挿絵です。

10巻の表紙絵は「ウクライナ民話 おちていたてぶくろ」という加古が1956年セツルメント(ボランティア)活動で子どもたちに見せていた手描き紙芝居からです。

どうぞお楽しみください。

かこさとし童話集第8巻が間も無く書店にも並びます。

生活のなかのおはなし〈その3〉で、川崎セツルメント活動の子ども会の経験から子どもが主人公のお話、子どもの生活に身近なものをテーマにした楽しい物語、かこさとしをモデルにしたちょっと面白い科学者カッコー博士の冒険や発見など、この巻もバラエティー豊かです。

表紙は真っ赤。絵はこの巻に収められている「あおくんぽっぽ あかくんぽっぽ」の絵です。あおくんはどこにいるでしょうか。あかくんを押して坂道を進む汽車のお話は子どもも大人もきっと大好きになります。

第9巻と10巻は3月半ばに2冊同時刊行の予定です。お楽しみにお待ちください。

2023年10月から刊行が始まった『かこさとし童話集』、第7巻生活のなかのおはなし〈その2〉が間も無く今月下旬に出版されます。

この巻は小さいお子さん向けの全部ひらがなで書かれた愛らしいお話から、詩のような色や音や匂いまでもがするような文学的な作品「トンネルの童話」、いじめをテーマにした「死にたくなった ブスかです。」人形劇脚本「化学(ケミカル)学校」そして加古が大学卒業前に子どもたちを招待して上演した童話劇「夜の小人」の脚本も収録、加古自身による解説もついています。

表紙の絵は「おどろいた小さな八百屋さん」の手描き紙芝居からです。わさび色のカバーに前扉のフードペーパーはネギの廃棄葉を混ぜ込んだ越前和紙という渋い組み合わせです。

非常にバラエティに富んだ貴重な一冊であらゆる世代にお楽しみいただけます。ご期待ください。

『かこさとし童話集第5巻』〈日本のむかしばなし その2〉と第6巻〈生活のなかのおはなしその1〉が出版されました。

第5巻には、加古が20代後半、セツルメント活動で子どもたちに紙芝居として見せていた愉快な「絵姿女房」や「屁放の十どん」、生まれ故郷福井県の武生(たけふ)を舞台にした「きつねの川わたり」(表紙の絵)、亡くなるまで50年近く暮らした藤沢の家近くにまつわる「腰越江島縁起伝」、忍者の話や子ども狂言など、様々な創作昔話がおさめられています。

また、巻末には解説ではなく、加古による「お話を読んであげる時のために」があり、読み聞かせや語り聞かせをする際にお役に立てていただければと思います。

第6巻は、7、8巻に続く〈生活のなかのおはなし〉の最初の巻です。

この巻にも、幼少の頃の思い出や小学校時代に体験したことなどをモチーフにした作品がありますが、セツルメントの子どもたち向けに作った「小さな診療所のおいしゃさん」(表紙の絵)をはじめ、セツルメントの子どもたちを主人公に実話を元にした「ぼくの母ちゃん」や「自転車にのってったお父ちゃん」も掲載しています。

巻末には野上暁氏による解説もあります。
ご家族皆さまでお楽しみください。

『かこさとし童話集第3巻・4巻』が2023年10月30日に配本となります。

1、2巻に続き、第3巻は〈動物のおはなし〉です。表紙の絵は、「バンちゃんねずみの大ぼうけん」、そしてカバーの内側にあるのは「赤ずきんちゃんとおおかみのはなし」(下)ですが、皆さんがご存知の物語とはちょっと違うお話しです。

この巻には「スピッツベルゲン協会の集まり」や「テリブル・クリニック」といった大人の方に是非お読みいただきたい作品が収録されています。

第4巻は〈日本のむかしばなし〉です。愉快なお話、歴史に彩られた物語、昔の厳しい暮らし向きにみにつまされたり⋯。一口に〈むかしばなし〉と言っても加古による「創作昔話」ですので独特の味わいがあります。

巻末には「子どもたちによる瓜子姫物語のでき上がり」と題する加古の16ページにわたる貴重な解説を再録しています。どうぞゆっくりお楽しみください。

2023年9月27日NHK福井ニュースで放映

2023年9月28日より『かこさとし童話集 第1・2巻』(偕成社)の配本が始まりました。

2027年9月27日NHK福井「ニュースザウルスふくい」では「かこさとしさん 未発表を含む作品集出版へ」と題し、編集の千葉美香さんのインタビューを中心に紹介してくださいました。NHK➕で1週間ご覧になれます。

この童話集については、千葉美香さんと鈴木万里のオンライン対談を近日中に配信致します。ご期待ください。

ニュースザウルスふくい 9月27日

2021年刊行の『かこさとしと紙芝居 創作の原点』(童心社)では、150の紙芝居作品のあらすじをご紹介しつつ簡単な解説をつけています。

その中で下の年表にあるように題名の下に*があるものは、「かこさとし自選童話集」シリーズ(偕成社/2021年冬〜刊行)に収録とあり、その童話集についてお問い合わせをいただいいておりました。

大変長らくお待たせしてしまいましたが、2023年9月末から順次この童話集(全10巻)が偕成社から出版されます。

例えば、この表の13「かえるのがっこう」や20「なめくじのヌル」も収録されています。しかも、最初に創作したものに更に手を入れたり題名を変更するなど挿絵と共に掲載されます。紙芝居作品の脚本もかこ自らが童話として完成させた形でお読みいただけます。

古い童話や絶版の絵本など、これまで読者の皆様にお読みいただく機会がなかったものや、未発表の作品や新作も含んでいます。

9月末から配本予定です。今しばらくお楽しみにお待ちください。

かこさとしの著作は600以上になりますが、そのおよそ四分に一は紙芝居です。絵本作家としてデビューするから前から、ボランティアで子どもたちに紙芝居を毎週見せていました。最初は有名なお話を紙芝居にしていましたが、程なくして自作の紙芝居を披露し、子どもたちの正直な反応に一喜一憂しながら、子どもたちに最後まで見てもらえる紙芝居作りに邁進しました。

絵本でお馴染みの『どろぼうがっこう』や『おたまじゃくしの101ちゃん』(いずれも偕成社)などはそういった紙芝居から生まれました。

この本では、現在確認できている全作品を写真とともにご紹介しています。かこ自身が紙芝居について記したエッセイも収録、紙芝居を作る方、演じる方にも大いに参考になるはずです。今や世界中に広がる紙芝居は日本から生まれたましたが、その歴史を研究し今後についてもかこは述べています。

かこさとしの新たな魅力がこの本で発見できることでしょう。どうぞ、ゆっくりお楽しみください。

かこさとしと紙芝居 ご紹介

かこさとしと紙芝居

2021年10月27日 湘南人で紹介「父の原点」紙芝居1冊に

2021年10月22日 Yahoo・タウンニュース(藤沢)で紹介

タウンニュース・ヤフーニュース

タウンニュース・藤沢

「子どもの文化」2021年11月号で紹介

子どもの文化研究所発行の月刊誌「子どもの文化」11月号に、童心社より刊行の「『かこさとしと紙芝居』と『かこさとしの手作り紙芝居と私』(石風社・長野ヒデ子著)の2冊を紹介する記事と寄稿文が掲載されています。かこさとし紙芝居作品を探究される際の一助になれば幸いです。

2021年10月18日 愛媛新聞で紹介

2021年9月29日讀賣新聞 文化「かこさとしの世界 紙芝居がはぐくむ」

読売新聞オンライン

2021年9月26日讀賣新聞 本よみうり堂

本よみうり堂

讀賣新聞

2021年9月16日「新文化」でも紹介

2021年9月15日発行「母のひろば」688号 黎明期をひもとく『かこさとしと紙芝居』

かこさとしが紙芝居と出会い、それを追求した思いとは一体どんなことだったのでしょうか。本書の内容を紹介しながら、かこの創作黎明期を鈴木万里が語ります。本書と合わせて是非お読みください。

2021年9月10日週刊読書人で紹介

2021年11月11日 「読もっか」こども高知新聞81号・図書館だよりで【天国のかこさんかrsの贈り物】と題して紹介

2021年10月10日 日刊県民福井Web 何のために書いてきたのか分かる1冊

日刊県民福井

2021年10月10日 77年前のこの日、空襲にあった沖縄と重ねて、沖縄タイムズでも紹介されました。

かこさとしが18歳の戦争体験を絵本にした『秋』(2021年講談社)が出版されるというニュースが2021年6月4日にNHKニュースで報じられ刊行前から大きな反響をいただいておりますが、 雑誌SPUR 9月号(7月23日発売)、 7月24日朝日新聞で紹介されました。

2021年9月21日フィガロジャパンウェブ版

フィガロ ジャパン

『未来のだるまちゃんへ』(2014年文藝春秋)をまとめてくださった瀧晴巳さんによるレビュー。当時の逸話や加古の来し方を盛り込みながら本作品を紹介しています。以下でどうぞ。

7月24日朝日新聞「かこ青年 戦争体験描いていた」未発表の紙芝居を絵本化

大好きな秋・強い憤り いつもと違うタッチで

本作は2021年7月29日出版されます。原画発見の経緯やかこがこの作品を30年にわたり、絵本として世に出そうとしていたこと、この絵本で伝えたかったことが詳しく書かれている記事は以下でどうぞ。

『秋』

現代ビジネス  2021年7月29日 

テレビが報じなかった「未発表作品の絵本」ができるまで

『秋』は、かこが絵本として出版しようとしていた作品。しかしながら長い間、それがかなわなかった。その経緯と出版に至るまでの詳細が「現代ビジネス」で明かされています。以下でどうぞ。

現代ビジネス『秋』

2021年8月2日 絵本ナビ「かこさとしさんが体験した実話が、ついに刊行に」

絵本ナビ 今日の1冊

2021年8月4日かこさとしさんの絵本『秋』 教文館ナルニア国

教文館ナルニア国は、子どもの本の専門店です。以下でお読みください。

『秋』 教文館

2021年8月12日讀賣新聞「おやこで絵本」コーナーで《戦争が奪った美しい季節》という見出しで尾木沢響子氏による紹介

2021年8月13日福井新聞 「かこさん描いた戦争 1944年、18歳 目にした惨劇」

上記の見出しで2021年8月13日福井新聞が、7月末に出版された絵本『秋』(2021年講談社)について詳しく紹介。かこが作家となる前に紙芝居として描いていた作品を、30年にわたり絵本にしようと強く願っていたもののかなわず、ようやく出版となった経緯も記されている。原画および絵本の写真も掲載。以下でどうぞ。

福井新聞 『秋』

2021年8月14日 東京新聞(夕刊) 非戦の念募る「秋」 かこさとしさん70年前の紙芝居絵本に

「学校図書館 速報版」8月15日号「かこさとしさんの未発表作品が絵本に」

「学校図書館速報版」第2085号では2021年7月27日刊行の『秋』(講談社)を紹介。出版の経緯、内容に加え「戦争への憎しみ、平和への祈りを子どもたちに伝えたい思いがこもった絵本である」と結んでいる。

「どうして、いい人たちを次々殺すのか」

終戦後の日を翌日にひかえた8月14日、〔つなぐ戦後76年]として、夕刊の一面トップに掲載。2021年7月出版の『秋』(講談社)に込めたかこさとしの願いを、刊行までの背景、遺族の思いとともに詳しく紹介。同内容が以下「東京すくすく」でご覧いただけます。

東京すくすく「秋」

2021年8月15日の終戦の日、福井新聞「越山若水」では、かこさとしの戦争体験とその後の生き方を紹介。かこ自身が高校2年生の時の戦争体験を絵本にした『秋』(2021年講談社)についても言及。

2021年8月16日朝日新聞夕刊 取材考記 かこさんの憤り「柿のみ実のような死に方」

2021年7月24日、朝日新聞[はぐくむ]欄に掲載された『秋』についての記事を書いた記者による【取材考記】。以下でお読みください。

朝日新聞 編集考記

2021年8月23日毎日小学生新聞・北海道小学生新聞 「かこさん残した戦争 絵本に」、8月24日福島民友新聞でも紹介記事

2021年7月に刊行された『秋』(講談社)を小学生新聞でも報じています。漢字にはふりがながあります。また、同日の「ニュースのことば」でも「かこさとし」を取り上げています。以下でどうぞ。

毎日小学生新聞

毎小新聞 ニュースのことば

2021年8月26日毎日新聞 加古里子さんが描く戦争 18歳「私」の経験、同紙9月14日(神奈川)15日(新潟)「目前にした死の衝撃」

2021年8月27日 山陰中央新報デジタル「晴れた秋の空に見た戦争 加古さん未発表の絵本刊行」

2021年9月1日発売「清流」10月号で紹介

「すべての女性に贈るこころマガジン月刊SEIRYU」の《クローズアップ!》コーナーで「父の平和への思いを届けたい」という見出しで『秋』の内容とその原画を発見したときの様子、かこさとしの思いを伝えています。

2021年9月10日中日新聞【戦争体験伝える紙芝居「命消える衝撃」遺志受け絵本化】

中日ウェブ

月刊「ラジオ深夜便」2021年10月号 アンカーエッセイ『秋』の贈り物 

2016年、かこがラジオ深夜便に登場させていただいた際のアンカー、村上里和さんによるエッセイ。美しい秋空を見上げて二つの大切なことに気づいたとし「迷いながら今を生きる私たちを、根底のところで励ましてくれる絵本」と結んでいます。

2021年9月19日信濃毎日新聞でも紹介

2021年10月号「ダ・ヴィンチ」注目の新刊情報で紹介