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育てたかった「本当の賢さ」

戦後80年目の夏を前に、世界の平和を考えずにはいられない昨今です。

2025年5月23日朝日新聞朝刊(神奈川版)に掲載された鈴木万里のインタビュー記事がウェブで配信されました。

以下でどうぞ。

朝日新聞 デジタル記事 未来への伝言 戦後80年

『くらげのパポちゃん』(講談社)で脚光を集めているかこさとしのクラゲ。

科学絵本『クラゲのふしぎびっくりばなし』は専門家でも驚くほどの内容であると紹介されました。

この本では本当に不思議でびっくりすることが次々に明かされていきますが、それは加古自身の探究心のたまものかもしれません。

徹底的に疑問点を解明するために、締切ギリギリまでくらげの研究に熱心な江ノ島水族館に出かけて教えていただくなどして書き上げました。その時同行した編集者さんが青ざめるほどのかき直しより、疑問が解決できたことで加古は満面の笑みだったという逸話が残っています。

2025年9月1日まで越前市ふるさと絵本館でこの絵本の絵を初公開のものも含め9枚展示しています。
ぜひこの機会をお見逃しなく!

絵本とは思えない情報量?かこさとしの科学絵本クラゲのふしぎびっくりばなし

継承の形

かこさとしが1950年から55年にかけて執筆した「くらげのパポちゃん」。

その原稿が発見されたのはコロナ禍の最中でした。それが収束しないうちにウクライナの問題が起こり、今夏で日本は終戦80年。戦争が遠くのものではないことを感じる現在です。

そんな状況で出版された『くらげのパポちゃん』を踏まえてのコラムです。

山陽新聞滴一滴 くらげのパポちゃん

「人生と時代を写した写真家」

2025年5月11日福井新聞朝刊に掲載の日曜エッセイ「時の風」がウェブでもお読みいただけます。

今回焦点をあてたのは、かこさとしの肖像画を撮影した写真家の田村茂氏。

氏が最初に加古を写したのは1952年。その時の1枚は『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』(2022年平凡社)p23に掲載されています。

それに加え1975年撮影の写真は『かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を』(2021年あかね書房・鈴木愛一郎著)p86に大きく載せられています。

この2枚の写真撮影の間に20年以上の時が流れたわけですが、被写体となったかこさとし、撮影者、そして時代はどのように変化したのでしょうか?

以下でどうぞお読みください。

福井新聞 時の風 加古里子をめぐる人々第3回 

「こどもまんなか社会」の迷走

2025年5月17日の中国新聞「天風録」では、かこさとしの絵に言及しつつ「こどもまんなか社会」の現在の様相について述べています。
以下でどうぞ。

2025年5月17日 中国新聞「天風録」

こどものとうひょう おとなのせんきょ(1983年/2016年 復刊ドットコムま

まほうのもりの ブチブル・ベンベ(1986年/2023年偕成社)

冒頭の絵は『こどものとうひょう おとなのせんきょ』、下の絵は『まほうのもりの ブチブル・ベンベ』より。

日本ペンクラブがおくる「読みたいラジオ」は自作を朗読する30分。

今回は『くらげのパポちゃん』(2025年講談社 かこさとし・文)の絵を担当した中島加名が絵本の朗読(一部)をしながら、インタビューにおこたえして、『くらげのパポちゃん』の絵に挑戦した日々を振り返ります。

読みたいラジオ くらげのパポちゃん

「中島加名さん 祖父かこさとしさん未発表の絵本共作出版」

『くらげのパポちゃん』(2025年講談社かこさとし・文)で絵本の画描に初挑戦したかこさとしの孫、中島加名にインタビューした記事が掲載されました。

かこさとしの言葉の世界を絵でどのように表現するのか、物語をどう解釈するのか考えながら絵を描いたことなどを語っています。

日本経済新聞社フォーカス 『くらげののパポちゃん』中島加名

かこさとしが88歳の時に出版された語り下ろしの『未来のだるまちゃんへ』(2014年文藝春秋)の編集者、鳥嶋七実さんがかこさとしについて語ります。5月2日の命日に合わせて3回シリーズのその1、その2、3日にその3が公開されました。

鳥嶋さんは、構成の瀧晴巳さんと14回にわたり加古を訪ね、毎回4時間ほどお話したことをまとめてくださいました。かこさとしからのメッセージ『未来のだるまちゃんへ』と合わせてお読みいただけたら幸いです。

FRaU 未来のだるまちゃんへ その1

未来のだるまちゃんへ

その2は以下からどうぞ。

FRaU 『未来のだるまちゃんへ』 その2

未来のだるまちゃんへ その3

2025年4月26日に開館12年を迎えた越前市ふるさと絵本館を加古が晩年50年近く住まった藤沢の鈴木市長が訪問、山田越前市長とともに絵本館で新しい展示をご覧になり、かこさとし生誕100周年を機に両市の連携を表明しました。

2025年4月28日 県民福井

藤嶋昭先生の監修チームにより40年振りに復活した『かこさとし 新・絵でみる化学のせかい』(2024年講談社)。
チームのメンバー濱田健吾氏は大人こそ、このシリーズで日常の中にある化学に気付き学び直しにピッタリと勧めています。

絵はシリーズ5巻目『化学の未来 資源とエネルギー』の一場面。かこさとしは40年前に現在の私たちが直面している課題を見通し提案しています。

新・絵でみる化学のせかい 大人の教養

 新・絵でみる化学の世界/学び直し 「現代」