お知らせ

「子どもはひとりひとり 自分で考える力を持っている」

ちょうど3年前の海の日、かこさとしを偲ぶ会が展示会開催中であった川崎市民ミュージアムで行われました。展示会場前のホールにも、かこを偲ぶスペースが設けられ、そのために編集された映像をご覧くださった多くの皆さまから、心のこもった、たくさんのメッセージいただきました。

「時代を生き抜く名言」として、記事には「子どもに寄り添う作品の根底には、終戦で態度を変えた大人たちを信じられなくなった」かこ自身の体験があったと、説明されています。子どもは大人のように表現することができずとも、大人と同様にあるいはそれ以上に、鋭く、敏感に感じているのだということをかこは、よく口にしていました。

今の、この世の中を子どもたちにどんな風に見ているのでしょうか。「時代を生き抜く」には誰もが考える力を発揮しなければならないと感じる昨今です。

下は『未来のだるまちゃんへ』(2014年文藝春秋)ハードカバーの表紙、文春文庫(2021年)版にも掲載されています。

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  • 2021年7月15日 中日新聞「時代を生き抜く名言」かこさとし