2025年6月8日朝日新聞デジタル記事【絵本の名手・かこさとしが唯一「書けなかった」こと 長女が語る願い】

育てたかった「本当の賢さ」
戦後80年目の夏を前に、世界の平和を考えずにはいられない昨今です。
2025年5月23日朝日新聞朝刊(神奈川版)に掲載された鈴木万里のインタビュー記事がウェブで配信されました。
以下でどうぞ。

戦後80年目の夏を前に、世界の平和を考えずにはいられない昨今です。
2025年5月23日朝日新聞朝刊(神奈川版)に掲載された鈴木万里のインタビュー記事がウェブで配信されました。
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2012年かこさとしのふるさと越前市武生(たけふ)公会堂で開催された「かこさとし ふるさとから広がる絵本の世界」展をきっかけに始まった紙芝居コンテストは、今年で第14回を数えます。
当初の審査と講評はかこさとしでした。
来年、再来年は越前市で紙芝居の全国プレ大会、大会が開催されるなどますます盛り上がっている越前市の紙芝居です。プロ・アマ問わず全国からの応募をお待ちしております。
今年かこさとしは数えで100歳。
来年の満100歳に向けこの夏、かこの歩んできた100年、そして藤沢市の市政85年に加え終戦80年をかこ作品を通して振り返ります。
その先にはこれからの100年が平和であってほしいという願いと未来に向け私たちの思いを伝えていきたいという希望を込めています。
初公開となる『わたしのまちです みんなのまちです』(1987年/2017年復刊ドットコム)に描かれた太古の日本からベトナム戦争終結に至るまでの7枚が展示のリード役となります。
『秋』の原画や話題の最新刊『くらげのパポちゃん』(いずれも講談社)も初披露。
『わたしのまちです みんなのまちです』のあとがきは以下でどうぞ。
8月には市民ギャラリーでの展示も加わり2ヶ所での同時開催という贅沢な企画です。
市民ギャラリーの展示にあたっては日頃本に接している図書館の方々推薦、未来の子どもたちにも読んでほしいおすすめの本から展示の絵を選びました。
又100周年にあたり、かこさとし生まれ故郷の越前市と連携し、越前市ふるさと絵本館のご紹介コーナーも設けます。
この夏、かこさとし作品を存分にお楽しみいただきながら過去、現在、未来に思いを馳せていただけたら幸いです。
なお、本展示でご覧いただける絵は、6月3日〜23日に二子玉川蔦屋家電ギャラリーにて展示のものとは異なります。
詳しくは以下でどうぞ。
40年ぶりに新版として登場し注目いただいている『かこさとし 新・絵でみる化学の世界』(講談社)5巻シリーズの出版とかこさとし生誕100年を迎えるお祝いとして、科学絵本の複製原画を12枚展示いたします。
『新・絵でみる化学の世界』シリーズから8枚(うち4枚は初公開)、それに加えて『地下鉄のできるまで』(福音館書店)、『ピラミッド』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)、『たべもののたび』(童心社)からそれぞれ1枚づつですが展示いたします。
まじかでじっくりご覧いただけます。
どうぞ、お楽しみください。
『くらげのパポちゃん』(講談社)で脚光を集めているかこさとしのクラゲ。
科学絵本『クラゲのふしぎびっくりばなし』は専門家でも驚くほどの内容であると紹介されました。
この本では本当に不思議でびっくりすることが次々に明かされていきますが、それは加古自身の探究心のたまものかもしれません。
徹底的に疑問点を解明するために、締切ギリギリまでくらげの研究に熱心な江ノ島水族館に出かけて教えていただくなどして書き上げました。その時同行した編集者さんが青ざめるほどのかき直しより、疑問が解決できたことで加古は満面の笑みだったという逸話が残っています。
2025年9月1日まで越前市ふるさと絵本館でこの絵本の絵を初公開のものも含め9枚展示しています。
ぜひこの機会をお見逃しなく!
絵本とは思えない情報量?かこさとしの科学絵本クラゲのふしぎびっくりばなし
かこさとしが1950年から55年にかけて執筆した「くらげのパポちゃん」。
その原稿が発見されたのはコロナ禍の最中でした。それが収束しないうちにウクライナの問題が起こり、今夏で日本は終戦80年。戦争が遠くのものではないことを感じる現在です。
そんな状況で出版された『くらげのパポちゃん』を踏まえてのコラムです。
藤沢市内の4図書館では2ー3ヶ月おきにかこさとし複製画を掛け替えています。
新しいものを展示していますのでお近くにお越しの際は是非ご覧ください。今回は美味しいものなど、思わず笑顔になる絵ばかりです。
また市役所本庁舎1階ホールには『だるまちゃんとやまんめちゃん』を展示しています。
2025年5月11日福井新聞朝刊に掲載の日曜エッセイ「時の風」がウェブでもお読みいただけます。
今回焦点をあてたのは、かこさとしの肖像画を撮影した写真家の田村茂氏。
氏が最初に加古を写したのは1952年。その時の1枚は『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』(2022年平凡社)p23に掲載されています。
それに加え1975年撮影の写真は『かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を』(2021年あかね書房・鈴木愛一郎著)p86に大きく載せられています。
この2枚の写真撮影の間に20年以上の時が流れたわけですが、被写体となったかこさとし、撮影者、そして時代はどのように変化したのでしょうか?
以下でどうぞお読みください。
2025年5月17日の中国新聞「天風録」では、かこさとしの絵に言及しつつ「こどもまんなか社会」の現在の様相について述べています。
以下でどうぞ。
こどものとうひょう おとなのせんきょ(1983年/2016年 復刊ドットコムま
まほうのもりの ブチブル・ベンベ(1986年/2023年偕成社)
冒頭の絵は『こどものとうひょう おとなのせんきょ』、下の絵は『まほうのもりの ブチブル・ベンベ』より。
日本ペンクラブがおくる「読みたいラジオ」は自作を朗読する30分。
今回は『くらげのパポちゃん』(2025年講談社 かこさとし・文)の絵を担当した中島加名が絵本の朗読(一部)をしながら、インタビューにおこたえして、『くらげのパポちゃん』の絵に挑戦した日々を振り返ります。