お知らせ
2023年12月25日、神保町のブックハウスカフェで福井ふるさと文学館の尾崎秀甫さんと加古総合研究所の鈴木万里による対談が開催されました。
クリスマスの日ということもあり、このほどオンデマンド出版で35年ぶりに復刊されたクリスマスツリーの絵本『きれいなかざり たのしいまつり』のクリスマスツリーとかこさとしのふるさと福井県越前市との意外な接点をご披露して対談が始まりました。
オンデマンド出版本にまつわるいろいろなお話、童話集との関連、戦争体験をもとにした『秋』のことなど、話は広がり、加古の創作方法など多岐にわたりました。最後にはほんの少し童話集を鈴木が朗読して、落ち着きのある雰囲気ながら熱気のこもった1時間半をご来場の皆様と過ごすことができました。
当日は多くの方々にオンラインご視聴いただいたとのことです。
有料ではありますが、追いかけオンライン視聴が2月4日までのお申し込みで可能だそうです。
以下でどうぞ。
追いかけ視聴
『からのパンやさん』出版50周年記念の2023年から2024年にかけて福井県越前市・かこさとしふるさと絵本館では「からすさん大集合」をテーマに展示をしています。
その様子が福井テレビのニュースで紹介されました。以下でどうぞ。
ふるさと絵本館展示ニュース 「からすさん大集合」
かこさとしが晩年の48年を過ごした藤沢市にある4市民図書館に『かこさとし童話集』が寄贈されました。
本年の干支の龍の絵がある4巻、藤沢市にある江ノ島の縁起についてのお話をおさめた5巻の出版を待って迎えた2024年1月10日に寄贈式が行われ、その様子が2024年1月11日、テレビ神奈川のニュースで報じられました。
テレビ神奈川 童話集寄贈
科学雑誌Newtonの2024年2月号の特集は「永久保存版 科学の名著」。
68冊の紹介の中で、加古の科学絵本『かわ』と『宇宙』が取り上げられています。
『かわ』(1962年福音館書店)は山奥の源から始まる川の流れを大海に注ぐまで描きつつ、水力発電による電気の送電とそれらを利用して暮らす日々の暮らしを俯瞰する13場面はひと続きになっており、出版から60年経ても読み継がれている絵本です。『絵巻じたてひろがるえほんかわ』(2016年福音館書店)もあります。
そして、『かわ』に続き『海』『地球』『宇宙』(1978年福音館書店)が刊行されました。いずれもその本質を知ることができる大型絵本で、こどもから大人まで楽しいただけます。
『宇宙』が出版された時、「これで終わりましたね」と声をかけていただいた加古は「いえ、宇宙よりもっと大きなものがあります」と応じて『人間』の執筆を始めました。
加古の科学絵本、どうぞ今一度お手にとってご覧ください。
2023年12月8日NHKニュースで伝えられて新聞などでも報じられたかこさとしの未発表作品「くらげのパポちゃん」についての記事がタウンニュース(藤沢版)に掲載されました。
以下でお読みください。
タウンニュース 藤沢 くらげのパポちゃん
2023年9月末から刊行されている『かこさとし童話集』は第6巻まで出版され、第7巻は2024年1月下旬、第8は2月下旬、第9・10巻が3月上旬に出版で全10巻が揃います。
11月24日に中部・北陸地方の朝のニュースでお伝えしたものと同内容のリポートが、今回全国放送となります。全国の皆様、是非ご覧ください。
2023年12月23日(土)6時台の予定です。ニュースの内容によっては変更になることがありますので予めご了承ください。
福井県立ふるさと文学館・尾崎秀甫 x 加古総合研究所・鈴木万里
かこさとしの30年以上前の絵本5冊がオンデマンドで復刊されたこと、『かこさとし童話集』刊行を記念して対面及びオンライン対談が開催されます。
30年前のシリーズ絵本、そして刊行中の『かこさとし童話集』など多くの著作を生み出した秘密や、いつ見ても新鮮な絵本の魅力を探ります。
ブックハウスカフェ 対談 12月25日
『かこさとし童話集第5巻』〈日本のむかしばなし その2〉と第6巻〈生活のなかのおはなしその1〉が出版されました。
第5巻には、加古が20代後半、セツルメント活動で子どもたちに紙芝居として見せていた愉快な「絵姿女房」や「屁放の十どん」、生まれ故郷福井県の武生(たけふ)を舞台にした「きつねの川わたり」(表紙の絵)、亡くなるまで50年近く暮らした藤沢の家近くにまつわる「腰越江島縁起伝」、忍者の話や子ども狂言など、様々な創作昔話がおさめられています。
また、巻末には解説ではなく、加古による「お話を読んであげる時のために」があり、読み聞かせや語り聞かせをする際にお役に立てていただければと思います。
第6巻は、7、8巻に続く〈生活のなかのおはなし〉の最初の巻です。
この巻にも、幼少の頃の思い出や小学校時代に体験したことなどをモチーフにした作品がありますが、セツルメントの子どもたち向けに作った「小さな診療所のおいしゃさん」(表紙の絵)をはじめ、セツルメントの子どもたちを主人公に実話を元にした「ぼくの母ちゃん」や「自転車にのってったお父ちゃん」も掲載しています。
巻末には野上暁氏による解説もあります。
ご家族皆さまでお楽しみください。