お知らせ
2018年冬号(通巻第69号)に、かこさとし特集です。
最新刊『みずとはなんじゃ?』(小峰書店)の絵を描くことを託された、鈴木まもるさんのインタビー、久しぶりの重版となった『すばらしい彫刻』(偕成社)や新刊『いろいろおにあそび』『たこ』(福音館書店)、かこさとしのライフワーク『伝承遊び考』(小峰書店)や科学をテーマにした紙芝居の数々(童心社)の紹介に加え、生まれ故郷の福井県越前市にある公園や絵本館、『からすのパンやさん』(偕成社)をいかに楽しく遊ぶかのアイデア等盛りだくさんの特集です。
http://www.jpic.or.jp/konohon/
「王様のブランチ」
2018年12月8日(土)TBS テレビ「王様のブランチ」内で『みずとはなんじゃ?』が紹介されます。午前11時15分から11時45分の間での予定です。ご覧下さい。
福井県越前市のふるさと絵本館2階では展示替えを行い、2018年11月15日から2019年3月17日まで『かこさとし・むかしばなしの本 でんせつでんがらでんえもん』の全場面を展示しています。この物語の主人公は欲深い、でんえもん。強欲な人というのは昔話でもよく出てきますが、加古の描く欲張りでんえもんの表情の微妙な変化とどこからやってきたのか不明の謎の老人の鋭い眼光など、だるまちゃんやからすのシリーズ作品とは異なる絵のタッチは必見です。
帯には、加古のあとがきの言葉から引用してこうあります。
「自己に対しては、強いおそれとつつしみを抱き、そして、社会の歪みや制度の悪に敢然と立ち向ってほしいというのが、この物語に託した願いです。 かこさとし」
(あとがき全文は、当サイト「あとがきから」コーナーで2017年6月16日に紹介していますのでご参照いただければ幸いです。)
加古は20代の頃から全国各地に伝わる民話に興味を持ち研究していました。むかしばなしの本は5冊シリーズで、絵本館での展示は『かいぞくがぼがぼまる』『てんぐとかっぱとかみなりどん』に続き3作目となります。88歳の米寿を記念して全国の図書館に寄贈した絵本『矢村のヤ助』も若い頃に創作し、川崎セツルメントで子どもたちに語り聞かせてた作品です。
今回の展示では、絵本館にほど近く加古の墓所がある引接寺(いんじょうじ)の石仏にまつわる昔話もご紹介しています。冬の炉端で語られることが多かった昔話には、人々がお話しを通して子や孫に伝えたかった大切な思いが込められています。今に生きる私たちにとってもそれは貴重なものであることに違いないはずです。
未来へ生きる君たちへ
2018年12月2日(日) 14:00ー15:00
2018年お正月に福井テレビで放映された特別対談番組が神戸サンテレビでご覧いただけます。貴重な機会をお見逃しなく。
2018年11月30日(金)午後5時15分からの福井テレビ「おかえりなさ〜い」で、かこさとし特集があります。新刊『みずとはなんじゃ?』についても。生放送のため正確な時刻はお知らせできませんがご了承下さい。
病床でも指示 「みずとはなんじゃ?」刊行
加古里子が文、下絵までできながら絵が描けない状態となり、今年3月に画を鈴木まもるさんに依頼した絵本が11月に出版された。それまでの経緯とこの本に込められたメッセージを写真とともに伝える。
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