2017

本の命 息吹き返させる情熱

読者リクエストが有力な決め手

朝日新聞土曜日の特別版のレポートコーナーでは「本の復刊」を特集、その背景を探る。かこさとしの作品も、デビュー作品「ダムのおじさんたち」をはじめ、昔話の本、社会の本、化学の本など数多く復刊されている。

以下をご覧ください。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13045885.html

上は「かがやく年月 化学のこよみ」を最新情報を加え改題した「世界の化学者 12か月」(2016年偕成社)とシリーズで復刊中の「しゃかいの本」(復刊ドットコム)

下は5冊シリーズの遊びの本。題名の最初の文字を読むと「かこさとし」となり遊び心と遊び満載(復刊ドットコム)

隠れたファンが多い昔話シリーズ(上)は、物語と共に絵の迫力も魅力。

本当の優しさ、強さを考えさせてくれる心に残る本。
左は、いつもとは違った雰囲気の絵で展開する「こまったこぐま こまったこりす」(2017年 白泉社)。右は、実話を元に絵本化した「しろいやさしい ぞうのはなし」(2015年復刊ドットコム)

かつて子どもだったすべての大人たちへ

『だるまちゃん』シリーズの加古里子(かこさとし)総特集

2017年7月13日に河出書房新社より刊行された科学絵本に焦点をあてた一冊。第一線の科学者たちがかこさとし作品を読み解く!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000012754.html

以下の各メディアでも同様の記事を配信。

http://www.jiji.com/jc/article?k=000000093.000012754&g=prt

http://president.jp/ud/pressrelease/597163ca7765614bf5020000

「夢の超特急」そんな言葉とともに東京オリンピックを前にした昭和38年、1963年に開通した新幹線ですが、今でこそ昭和レトロと思われる丸い形の先頭車両は、従来の汽車とは全く違う未来の象徴に見えました。

そんな姿が登場する「しんかんでも どんかんせんでも」(1983年童心社)が、2017年7月25日に復刊ドットコムより復刊されます。
いなかのおばあさんのお見舞いにでかける少年「てっちゃん」とお母さんが乗る新幹線は、食堂車があった時代のものです。当時は食堂車の壁に設置された時速計に表示される数字に目を見張りました。子どもだけでなく、大人にとっても夢の乗り物だった超特急が描かれています。

新幹線を降りた「てっちゃん」たちが乗り継ぐのは新幹線とは対照的な「どんかんせん」。この本が書かれた1983年当時空気を運んでいると言われすでに問題になっていた地方の鉄道の状況が伝えられます。「てっちゃん」にとっては「しんかんせん」も「どんかんせん」も大事で忘れられない貴重な体験になったのですが、著者のあとがき(1983年のまま)は次のようにあります。

あとがき

(引用はじめ)
早くてきれいで安全なーーー新幹線は、鉄道技術の粋として、その名は世界中にとどろき子どもの本にもたくさん取り上げられています。

しかし遠く離れた地方に住む人びとの生活と、都市を結ぶキズナとなっていた数々の支線は、経済的に赤字だからとして、人員がへらされたり、設備がどんどん悪くなり、廃止されようとしています。
恐ろしいことは育児や教育の場でも新幹線が讃えられ、鈍カン線(傍点あり)は見捨てられているという事です。
かこさとし
(引用おわり)

杉田玄白没後200年で企画展 文学者の側面に光

ただいま福井県ふるさと文学館にて開催中の「医と文学 杉田玄白からかこさとし、山崎光夫まで」に関しての記事。以下でお読みください。

http://www.sankei.com/region/news/170717/rgn1707170044-n1.html

7月18日、産経Bizにも同様の記事が掲載された。

当サイト展示会情報にも詳細があります。

子どもたちの生きる力に希望を託す

「禅の風」は一般の書店でも販売している曹洞宗宗務庁の出版物で今回の特集は「達磨 」。写真も美しい誌面には深いことばが豊かにあります。
「だるまちゃん」誕生50周年を迎えて、かこさとしがインタビューで登場「だるまちゃん」に込めた願い、大人へのメッセージをたっぷり語ります。
(下はだるまちゃんシリーズ最新刊「だるまちゃんとにおうちゃん」(2016年福音館書店)表紙)

「かこさとしの科学絵本の魅力を、科学者である執筆陣と共に再認識する一冊」と紹介されているように、天文、地球、海洋、生物、化学、教育、経済などの専門家によるわかりやすい解説や指摘に納得したり驚かされたりで、絵本を改めて読み直したくなります。

養老孟司、藤嶋昭両氏との対談や「宇宙」を例に科学絵本の制作過程をかこさとしが語るほか、かこの思いが詰まった様々な言葉をご紹介しています。

今まであるようでなかった一冊を是非お読み下さい。

2017年7月14日、越前市ふるさと絵本館は16万人目のご来館者をお迎えしました。岐阜から里帰り中に来られた親子さんで「だるまちゃんとかみなりちゃん」のサイン入り本とうちわを谷出館長よりプレゼントしました。うちわは「だるまちゃんとてんぐちゃん」にでてくるだるまの特別デザインで越前和紙製。絵本館でも販売しています。

トンボのいろいろを知ることができる「かいぶつトンボのおどろきばなし」(2002年 小峰書店)を中心に「だるまちゃんとかみなりちゃん」などを展示中です。

福井県福井市にある、ふるさと文学館2017年夏の企画展は、医学と文学に貢献した福井県ゆかりの三人に焦点を当てたユニークな展示です。

「解体新書」を著した杉田玄白は現在の若狭の生まれで没後200年になります。教科書で見た記憶がある方もいらしゃるでしょう。

尚、9月9日に「文学カフェ」で加古総合研究所・鈴木万里が「かこさとし創作の原点」と題したトークイベントを致します。詳しくは以下をご覧下さい。

http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?action=common_download_main&upload_id=17179

福井県越前市に「だるまちゃん広場」

かこさとしの故郷福井県越前市にある絵本館近くに8月11日にオープンする公園の様子を遊具のイメージイラストとともに紹介。「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」はじめ科学絵本の要素が盛り込まれた公園にご期待下さい。

日本の絵本の100年の歩みが一望に

開館20周年を迎えた安曇野ちひろ美術館での企画展です。

今日までの100年におよぶ日本の絵本の歩みを[絵雑誌の黄金期 童画の誕生][第二次世界大戦後に花開いた絵本][多様化する絵本表現] という」観点から約100点の作品を展示。

かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」より3点をご覧いただけます。
詳しくは以下をご覧下さい。

http://www.chihiro.jp/pdf/about/a_chihiro2017_PR2summer.pdf