イベント レポート

木々の葉に秋の気配が感じられるここは、「だるまちゃん広場」のある武生中央公園から絵本館に向かってきた所。

風もなく、親子さんが外で楽しそうに羽根つきをしている音が心地よく響き印象的でした。

絵本館入口左手前にあるだるまちゃんのモニュメント脇に植えられたヤツデもすっかり根付き茂っています。

正面入口に立つと何やら賑やかな音楽が聞こえてきました。

絵本館2階で全場面展示中(11月11日まで)の『あさですよ よるですよ』(1986年 福音館書店)にちなんだ劇のリハーサルのようです。

この絵本には、お子さんたちの日常の身近な事を通じて、目に見えない時間というものをを認識できるようにという意図もあります。

絵本に描かれている園や家は、ずいぶん恵まれていて、子どもたちが大切な事をしっかり学びながらゆったり暮らしています。著者がこの本を執筆した1986年当時では、夢のような暮らしぶりですが、著者の願いが感じられます。

後ろ姿もなんとも愛らしいまめちゃんたちを演じるのは、かこさとしが八十数年前に通っていた幼稚園のお子さんたち。ご家族も出演され、絵本館スタッフや「だるまちゃんファンクラブ」の皆さんとともに時計を読みながら絵本にそって劇は進みます。


挨拶、遊び、紙芝居を読んでもらったり、家族や自分のことを話したり。楽しそうに一生懸命、そして時々観客席のお家の方が気になる様子に、見ている人々も皆ニコニコ、手拍子や掛け声で応援。

絵本に描かれている子どもたちを大人が見守る眼差しや一家団欒の暖かな空気が伝わってくる劇に心が和みました。

まめちゃんたちと同じような遊びが武生中央公園の「まめちゃんえん」(小さいお子さん専用)で楽しめます。2018年11月11日までは、公園の「まめちゃんえん」で遊び絵本館で原画複製をご覧いただけるチャンスです。
尚、9月28日からは武生中央公園で菊人形も始まります。(入場無料・11月4日まで)

まめちゃんたちの写真は以下にもあります。

http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/050/kakosatosi/otanjoubiibent.html

[2] ぺっちゃん救出・裏話

一つひとつできあがった花の名前を確かめて自分が組み合わせたブロックの前で大満足の記念撮影。ニッコリしていると何処からか声が聞こえてきます。
「助けて~」
ギャングありにさらわれたぺっちゃんです。ぺっちゃんを助けに向かいます。

ぺっちゃん、発見、救出。

この辺りまで来ると子どもたちはもう完全に「あかいあり」になりきっていて、ぺっちゃんを助けられた喜びが表情に溢れます。この満足感がぺっちゃんを閉じ込めたギャングありを退治しようという気持ちに変わります。

さて絵本では、ぺっちゃんがギャングに勇敢に立ち向かうのですが、このゲームでは残酷ではなく、でも思い切りギャングをこらしめなければなりません。

ここで裏話をご紹介します。
ぺっちゃんが木に登るのをどう表現するのか?このゲームを監修してくださった早未恵理さんが考案したのは子どもたちがぺっちゃんを木に登らせる手動エレベーター。

救け出したぺっちゃんをエレベーターに乗せてヒモを引っ張ると上がっていきます。上に到着すると子どもたちの視線からはぺっちゃんは見えなくなります。その時すかさずスタッフが「あっ!ぺっちゃんがあそこにいる!」

指差す先に「ぺっちゃん」を発見、となるようセットしておきます。

さあ、これからはぺっちゃんに加勢してギャングありを思い切りこらしめます。何しろぺっちゃんを誘拐した悪者ですから。こんなです。

ロープをゆらし始めると「がんばれ!」の大声援が絵本館スタッフやボランティアさんからも。
ギャングが水に落ちて「やったー!」拍手喝さい。
ギャングを次々落とすたびにその声も大きくなり大変な盛り上がり。

最後には、あかいあり皆で力を合わせ、ギャングから取り戻したビスケットを運びます。
「わっしょい、わっしょい」の掛け声にも力がこもり、子どもたちは汗をかき、ほっぺは赤く満面の笑みでゲームは終わりとなりました。

大型連休中は、このゲームの一部分を絵本館でお楽しみいただける予定です。
詳しくは絵本館までお問い合わせ下さい。電話 0778ー21ー2019

[1 ]春の草花ゲーム

2017年4月26日に4周年を迎えた越前市ふるさと絵本館では、「あかいありとくろいあり」(1973年偕成社)にちなんだオリエンテーリングが4月29、30日に開催されました。

絵本を読みきかせしてもらい、あかいありに変身したところで、絵本の世界と同じく、あかあり小学校終わりのカランカランという鐘の音が聞こえてきます。あかありちゃんに扮した子どもたちが出てくる小学校はご覧の通り。大きなスミレは越前和紙でつくられています。

学校帰りの道で見つけるのはツクシ。はかまのどこかを切っておいて、「どこが切れている?」とあてっこする遊びをしたことはありませんか。最近は草花遊びをすることが少ないようですが、身近な自然に親しむことで観察眼が養われることを願ってのゲームです。

準備万端のツクシ。切れているところを見ると、小さなお子さんにも読めるようひらがなで植物の名前が書かれています。

実際は下のように配置。黒子ならぬ黒ありがお子さんを見守ります。

女の子が見つけたツクシには「のげし」とあります。「のげし」はどんな草花でしょうか。

ここでも大人が観察を見守ります。実物の写真や図で花や葉の形を確かめて、段ボールでできた草花ブロック(写真後方)を組み合わせます。

さあ、しっかり見て・・・

完成するとこうなります。

「こどものとも」60周年記念 みんなに、大きなありがとう!

会期は5月7日まで、西館1階アレーナホールで開催中の本イベントは入場無料でたくさんの懐かしい絵本のキャラクターに会えます。読みきれないほどの絵本とだるまちゃんが皆様をお待ちしています。

だるまちゃんの後ろに貼ってある雲の形のものは皆様からのメッセージカードです。フロアには「かわ」も投影されています。

詳しくは、イベント情報をご覧下さい。

10月25日に開館30周年を迎える藤沢市総合図書館。1階中央にガラスケースが設置され、寄贈されたイラストとともに「だるまちゃんとてんぐちゃん」の複製原画が展示されています。

地下には児童図書が並び、壁面にはかこさとしコーナーが設けられています。「絵巻じたて かわ」も展示されています。

2016年8月18日 銀座教文館 ナルニア国にて

たくさんの絵本が並ぶナルニア国、いつもは静かな一角に大勢のお母さま方がカメラを向ける、その先では、だるまちゃんおんどをを踊るお子さんたち。

うちわを持って、お面をつけたり、お椀をのせて、踊るおこさんも。ただいまチョット休憩中。窓の外では、かみなりちゃんの音も聞こえたこの日、みんなで仲良く楽しみましたとさ。

おんどを踊ろう会は終わってしまいましたが、だるまちゃん絵本や限定グッズもいろいろ揃っています。ぜひお出かけください。

かこさとしさんに、お手紙かこう!

絵手紙を募集。お子さん、おとな、どなたでも、官製はがきにメッセージをかいてナルニア国におくってください。抽選5名の方に複製ミニ色紙をプレゼント。

送り先:104-0061
東京都中央区銀座4-5-1
教文館 ナルニア国
締め切り:2016年8月末日
お問い合わせ: 03-3563-0730

絵本館3周年記念のイベント、「だるまちゃんとてんじんちゃん」のオリエンテーリングが2016年4月30日、福井県越前市のかこさとし ふるさと絵本館にて開催されました。

心地よい好天に恵まれ、沢山の鯉のぼりの下、絵本のままに烏帽子と黒、青、黄の越前和紙でできた裃を身につけ、かこさとしの卒業した丈生(じょうせい)幼稚園と姉妹園の丈生神山幼稚園の園児さんを中心に2歳から12歳までのてんじんちゃんとご家族が参加。カエルの鳴き声やかわいい草花が咲く紫式部公園までの道のりをウソ鳥に導かれながら往復。

ひとついけで、大きな魚を釣り上げ、クサノオウやホタルブクロなどを手に手に松の木沿いに歩いて、てんじんちゃんのお家(紫式部公園)につくと、、、

今から1000年以上前のてんじんちゃん時代に使っていたのと同じようなわらじや、背負子、農具やお釜、せいろの他に、荷物を運ぶ大切な仕事をしていた牛もいてビックリ!

薪をつんだり、おにぎりを作りました。

大切なおにぎりを風呂敷に包んで、てんじんちゃんのお父さん、お母さんのところまで竿に下げ、大事に担いで全行程2、5キロ歩きました。

ゴールではおにぎり型のクッキーをもらって記念撮影。その後はお花の種をまいたり、てんじんちゃん工作をしたり、外でいろいろたっぷり遊びましたとさ。

(黒牛の制作や工作指導の早未恵理先生と)