お知らせ

2020

盛岡市民文化ホール

2020年9月27日の岩手日報でもご案内が報じられましたが、2020年12月12日より2021年1月31日まで、盛岡市民文化ホールにて「かこさとしの世界」展が開催されます。

本年2月末に東京都八王子市夢美術館での展示会がコロナ禍により開催中にやむなく中止となり、その後の巡回が中止となっておりましたが、盛岡にて全国巡回展が再開となります。

これまでと同様、開催地にちなんだ特別展示の絵があります。地域の歴史、文化に関係するもの、かこが中学生時代に愛読していた宮沢賢治の故郷でもあり、初出のものやこれから出版されるものもご紹介いたします。ご期待ください。

以下にご案内があります

岩手日報

モエ

めんこいテレビ

2020年秋 第167号

東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」2020年秋167号の〈この人、この本〉コーナーで筆者の思い出の本を紹介させていただきました。
子どもモデルとして写真に登場した『日本伝承の遊び読本』(1967年福音館書店)とその平成版ともいえる『だるまちゃんと楽しむ日本のこどもの遊び読本』(2016年福音館書店)にまつわる裏話など、お読み頂けたら幸いです。

県立図書館のドンどん読書 週刊ぺーぱくん第433号

生前に出版のご依頼があり、かこさとしの没後に出版された詩集『ありちゃんあいうえお かこさとしの71音』を紹介。
この本は2部構成で、第1部は50音に濁音などを加えた71音のことば遊び。第2部は、二人の孫にマゴマゴする愛情溢れる眼差しが伝わる12篇の詩。
下は、一部の終わりにある、かこの71音に関してのメモ書き。

この本については、当サイト編集室より「作品によせて」コーナーで2020年5月16日に、「あいうえお・いろは」と題し、詳しくご紹介しています。

記事は以下でどうぞ。

ありちゃんあいうえお

中四国ライブネット(四国放送)

『だるまちゃんとてんぐちゃん』(1967年福音館書店)の一部ですが、ラジオで朗読されます。

【日時】2020年11月1日 18:00〜20:00
【番組】中四国ライブネット「絵本の秘密〜読もう・聞かそう・愛そう〜
詳しくは以下をご覧下さい

朗読

 『こまったこぐま こまったこりす』(2017年白泉社)

こんなに沢山の動物が困っています。少しでも自分ができることを誰かにしてあげたら、みんなの困ったが、だんだんに解消するというお話。

動物たちのやさしい心持ちを伝えるような柔らかな絵は、だるまちゃんやからすたちとは違った雰囲気です。そんな絵を見ながら聴いていただけたらと思います。

日時: 2020年年年11月1日(日)9時30分から9時58分
エフエム青森・親子で楽しむ「あいことば」、ラジコでもお聴きいただけます。

かこさとしのふるさと散歩

投稿日時 2020/10/08

福井県のおすすめ情報

福井県越前市

かこさとしのふるさと福井県越前市には、絵本の世界が味わえる遊具や仕掛けがこれでもかというほどたくさんある武生中央公園(かこさとし監修)、絵本館の他、ゆかりのある場所が目白押しです。
「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」のラッピングバスも走っています。

こんな状況で、今はお出かけはちょっとという方は、ウェブサイトで下見。いつの日にか是非ご自分の目でお確かめください。かこが幼い日に見たと同じ山々を眺め、澄んだ空気を満喫して存分にお楽しみいただけるはずです。

尚、2020年10月9日(金)〜11月8日(日)まで、武生中央公園では「たけふ菊人形」が展示されます。(無料・マスクをしてご来場ください。)

上の絵は『こどもの行事 自然と生活9がつのまき』(2012年小峰書店)裏表紙です。
散策のご案内は以下でどうぞ。

かこさとしのふるさと散策

この湯のみは『だいこん だんめん れんこん ざんねん』(1984年福音館書店)にえがかれているもので当時かこが使っていた湯のみの柄に似ています。

みなさんもご自分専用の湯のみをお持ちのことと思います。湯のみやご飯茶碗、お箸、マグカップなど個人専用の食器を属人器といい、これを持つ文化はアジアの一部に限られているそうです。

そんなことをテーマにした展示会「こだわりつまった わたしの湯のみ」展が福井県越前町の陶芸館で10月1日から始まります。福井県にゆかりのある三人の湯のみが展示され、かこのものもあります。自分で作ったものでなくても、その選択にはそれぞれの個性が感じられ興味深いものです。どうぞお出かけください。2020年12月13日までです。


詳しくは以下でどうぞ。

わたしの湯のみ

ゆのみ展

『こどもの行事 しぜんと生活5月のまき』にえがかれている湯のみ。

「ウエークアップ! プラス」お天気コーナー

ヒガンバナは秋のお彼岸の頃に咲くので、こう呼ばれますが、全国各地に様々な呼び名があります。
『ヒガンバナのひみつ』(1999年小峰書店)の前見返しと後見返しには、なんと608もの呼び名が日本地図とともに列記されています。番組はこの図から引用しました。

本によると石川県や青森県には「ハミズハナミズ」という言い方があり、愛媛県や和歌山県には30以上の呼び名があると書かれています。

このように沢山の呼び名がある理由は、ヒガンバナの秘密と深く関係しています。飢饉というと昔のことと思いがちですが、食料危機は古くて新しい問題です。大人の方も、是非手にとってお読みください。

『うつくしい絵』『すばらしい彫刻』

残暑はありますが、日暮れが早くなり季節は秋に向かっています。

読書の秋、芸術の秋におすすめしたい二冊の本がNHKテレビで紹介されました。
世界で一番有名な「モナ・リザ」はなぜ、これほど、時代を超えて多くの人々に愛されているのでしょうか。

海外でも有名な「神奈川沖浪裏」の北斎は版画のほかにどんな絵を描いていたのでしょうか。

名画の美しさ、素晴らしさは、どこからうまれるのか。。。
ゴッホ、レーピン、ピカソの絵も紹介しながら紐解きます。

かこさとしが自ら企画し、出版の依頼をした唯一の絵本である『うつくしい絵』(1974年偕成社・上)に込めた思いを本書を手にとって感じていただければ幸いです。

この姉妹編『すばらしい彫刻』(1989年偕成社・下)はその出版まで十数年かかりました。それは当時政治情勢が悪く、実際の彫刻を見に行って確認することができずに時間がすぎてしまったからです。

世界各地の美術館を訪ねることが困難な状況の今、本を通して芸術の秋をお楽しみください。

越前市ふるさと絵本館、秋の展示『どろぼうがっこう』(1973年偕成社)が9月4日から始まります。(9月1日は火曜で休館日、2・3日は展示替えのため臨時休館)

衝撃の続編『どろぼうがっこう ぜんいんだつごく』と『どろぼうがっこう だいうんどうかい』(いずれも2013年偕成社)も初公開のものを含め少数枚ですが展示致しますのでご期待ください。

2020年9月9日の福井新聞朝刊で、「名場面の味」と紹介されました。

『どろぼうがっこう』の原作は、かこがセツルメント活動をしながら学位論文を書くという猛烈な忙しさの中、論文のための下書きコピー(当時は青やきといって青っぽく文字が複写された)の表に墨色一色で走り書きのようにして描いたものでしたが、これが大変好評だったのです。

絵本として出版されることになり、第一場面のフクロウが語るシーンをつけ加えました。実験データの化学式の上に描いた原作のなごりで、文字のコラージュを背景に使用、続編でもその流れが見てとれます。

『どろぼうがっこう』のかわいい生徒たちとクマサカ先生をゆっくりご覧ください。11月23日(月)までです。

2020年10月11日、福井新聞オンラインの記事は以下でどうぞ。

どろぼうがっこう