2025年9月21日福井新聞・日曜エッセイ【時の風】「加古里子をめぐる人々5」鈴木愛一郎
投稿日時 2025/09/21
「近代水道の父」と明治の夜明け
『技術と情熱を伝えた外国の人たち』の2章、生きた知識と経験をささげた人々、絵は横浜港
今回はかこさとしが『技術と情熱を伝えた外国の人たち』(瑞雲舎)で紹介しているイギリス人パーマーを取り上げます。
明治になり海外からの技術者の高度な技術と献身的な活躍により日本の近代化が進められました。技術者でもあったかこさとしが、横浜港築港や神奈川の水道整備に尽力したパーマーを紹介した理由は、その「高い見識と理想を追い求める人格者」であったことに由来するのでしょう。
パーマーは、当時の日本で触れた古い気風と文化を伝える逸話を故国イギリスの新聞に寄稿していました。その文章を鈴木愛一郎が翻訳して掲載していますが、それは「事実は小説より奇なり」としか言いようのない出来事の一部始終でした。
どうぞ以下でお読みください。
2025年9月21日 福井新聞時の風 加古里子をめぐる人々⑤
水道の設計設営と工事の監督をするパーマー