お知らせ

今こそ、こんな時だから読書、ということでご紹介いただいている本のご案内です。ほかには『からすのパンやさん』(1967年偕成社)も取り上げられています。

『ぼくのいまいるところ』(1968年童心社)は、かこの絵ではありませんが、この本と同内容でそれより前に出版されたのが、紙芝居『ぼくがいるところどーこだ』(1971年童心社)・上)で、絵もかこさとしです。このサイト冒頭のかこのメッセージに続く10枚の絵は、その紙芝居の絵を順にご覧いただけるようになっています。

お家から始まり、地球の外、太陽系、大宇宙とへと広がりお家に戻る展開で、お家にいよう!の応援です。かこは絵本『ぼくのいまいるところ』の「あとがき」で次のように書いています。一部ですが引用します。
(引用はじめ)
わたしたちは、無限という宇宙空間と時間の流れの中にいきているといいます。
そうした大きな、広い、長い中での存在というもの、それを認識するということは、とても難しいことですし、大切なことであると考えます。
(引用おわり)
そして、子どもさんなりにそういったことを「感じとってくれたらというのが作者のねがいです」と結んでいます。

休校中の今こそ、読書を!プロが進める「子供が本好きになる」ブックガイド

ぼくのいまいるところ

今だからこそ、子どもにも。ウイルス・感染症を知る本

すってはいて よいくうき

【低学年向け】我が子に読ませたいイチ押し本! 国語のプロが選んだ良書から厳選10冊

『よわいかみ つよいかたち』(かこ・さとしかがくの本)

日本は世界的に見ても子ども向けの科学絵本の良書があると言われている理由の一つの例として専門家から長い間名前をあげられるのがこの本です。1968年初版ですが、物理への第一歩、思わず実験して見たくなるユーモラスな絵、紙と10円玉さえあればゲームより面白い!

よわいかみ つよいかたち

コロナ休校のうちに小学生を「理科・社会好き」に変える良書21冊

こどものとうひょう おとなのせんきょ

大人も一緒にに学べる絵本『みずとはなんじゃ?』・日本測量協会の冊子「測量」などで紹介

手洗い、うがいといつにも増して水が生活の中で大切な意味を持ってきています。
その水について、もう一度見直すきっかけになる科学絵本です。小さいお子さんでもその大切さがわかるように、やさしく、楽しくページをめくるうちに大きな深い視点にたどり着くことができます。

かこさとしファンなら、この絵本に登場するほかの絵本のキャラクター、だるまちゃんやからすのパンやさんたちを探すのも一興です。

この絵本は文章がかこさとし、絵は体力がなくなり、かこが描けませんでしたので、鈴木まもるさんに託して出版された、かこさとしの遺作です。

Pen onlineや、「測量」で紹介されました。

5月にちなんだ本は『こどもの行事 しぜんと生活 5月のまき』(2012年小峰書店)です。詳しくは当サイト[最新情報](2020年4月29日掲載)をご覧ください。紹介のサイトは以下です。

こどもの行事 しぜんと生活 5月のまき

ほかにも以下をご参照ください。

からすのパンやさん