かこさとしが子どもさん達と出会い、多くのことを教わったのは1950年代、川崎のセツルメント活動においてでした。セツルメント活動とは、戦後の復興に必要とされた製鉄、造船などの川崎臨港地帯の工場に働く人々とその家族が多く住んでいた町で、子どもたちに勉強を教えたり、絵を描いたり遊んだりするボランティアの活動で、大人向けの法律相談や、衛生面の向上のための診療所も設けられ現在に至っています。
本展示会は、小学校時代の絵日記『過去六年間を顧みて』に始まり、セツルメント活動時代の作品やスケッチ、デビュー作『だむのおじさんたち』そして2018年に出版されただるまちゃんシリーズ最新作に至るまでを過去最大級の点数を展示、ご覧いただけます。
また、同時に「いつまでもいつもでも かこさとしさん」コーナーを展示会場近くに設けます。(入場料不用) どうぞお出かけください。
https://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/12037/
本間ちひろさんによるエッセイ。「子どもたちに絵本でどう伝えるかを考え抜いた人生」としてかこさとしと作品を紹介。
https://ontomo-mag.com/article/column/satoshi_kako_201806honma/
「越前市の誇り、かこさとし先生」として、「今こそ読みたい、かこ作品」の紹介や絵本館についてなどを掲載。また、『コウノトリのコウちゃん』を連想させるコウノトリのひな誕生のニュースも。
http://www.city.echizen.lg.jp/office/010/010/kouhou2018_d/fil/kouhou06.pdf
7月1日(日)午後1時5分(NHK総合)にて再放送が決定いたしました。ご期待下さい。
『出発進行!里山トロッコ列車ー小湊鉄道沿線の旅』(2016年偕成社)の出版の経緯を小湊鉄道の社長が振り返り、かこさとしとの思い出を語る。こみなと稲毛ギャラリーでの原画展示は6月28日まで。