お知らせ

2020

静岡県読書感想画指定図書 中学年向け

大雨の甚大な被害が報じられています。
私たちにとって何よりも大切な水ですが、時として大災害の元にもなります。
この夏、お子さんたちは海にも行けず寂しいかもしれません。しかし、この本を読んでみたら、お風呂やちょっとした水遊び、食事の支度や後片付けを見ていて水がどんなものであるか、目からウロコで気付くことがありそうです。

コロナ禍で毎日何回も手を洗う日々ですが、それこそが水が持つ不思議な力であること、あたり前と思っていることが実はものすごく特殊なことだとわかることが「科学する心を育む絵本」と記事で紹介しています。

この本は第38回静岡県読書感想画コンクールの小学校中学年(3〜4年生)の部の指定図書です。静岡県内の児童が応募できます。以下でどうぞ。

静岡県感想画コンテスト

この本ができるまでについては、以下でどうぞ。下書きや資料などもご覧いただけます。

『みずとはなんじゃ?』ができるまで

『だるまちゃんとてんぐちゃん』

ラジオ深夜便で、朗読です。

だるまちゃんは、ここぞとばかり気合いを入れてジャンケンでパーをだしていますが、ニコニコ顔のてんぐちゃんはチョキで勝ち!

この懐かしい表紙、懐かしい物語の絵を思い出しながら夏の夜のひとときをラジオでどうぞ。(2018年の再放送です)
子育てに頑張っているママ・パパたちを応援する素敵な放送です。

ママ深夜便 だるまちゃんとてんぐちゃん

愛媛県立図書館

展示「かこさとしさんからの贈り物」開催中

愛媛県立歴史文化博物館で開催している展示会「かこさとし絵本展」(2020年8月31日まで)に合わせて県立図書館子ども読書室では、かこさとしの本を展示貸し出ししています。以下で記事をどうぞ。

愛媛県立図書館

「加古里子と紙芝居」

福井県ふるさと文学館プロローグゾーン(無料)で「加古里子と紙芝居」と題し、来年の「第17回全国紙芝居まつり」にちなみ、紙芝居、紙芝居から生まれた絵本と複製画を展示、加古里子が絵本をかくようになる前からつくっていた紙芝居についてご紹介しています。

絵本でおなじみの『どろぼうがっこう』『おたまじゃくしの101ちゃん』『わっしょい わっしょいぶんぶんぶん』などは、元はと言えば紙芝居でした。かこが大学を卒業してから40代半ばまで川崎でしていたセツルメント(ボランティア)活動で毎週のように紙芝居を用意して子どもたちに見せていました。子どもたちは最後まで見てくれるときもあれば途中で虫取りに行っていなくなってしまうこともあったそうです。

絵本を専業でつくるようになってからは、識字運動のために紙芝居を使ってユネスコのお手伝いをするための活動に参加し、海外でも紙芝居の作り方やその活用法を実践指導、また晩年30年にわたり全国心身障害児福祉財団のために紙芝居を提供してきました。

日本で始まった紙芝居が今や世界で演じられるようになってきています。
お近くの皆様、是非ご覧になってください。

(下は、紙芝居や絵本になった物語で現在は『しろい やさしいぞうのはなし』(2016年復刊ドットコム)として絵本で読みいただけます。)

この展示に合わせて2020年7月25日には講演が開催され、福井テレビ等で報道されました。以下でどうぞ。

福井ふるさと文学館

福井テレビ

100万冊売れた絵本

かこさとしの作品の中でミリオンセラーはご想像通り(!?)の3冊が登場です。

「懐かしい名作絵本の魅力」を3つの秘密というキーワードで探り、かこ作品も紹介。ミリオンセラーが出版された年代が一目瞭然にわかるページもあります。「大人にも贈りたい絵本雑貨」にも注目。

絵本ナビ 6/29〜/7/5の売り上げランキングベスト1に『からすのパンやさん』

そして先週の絵本ナビによる集計では『からすのパンやさん』が一番でした!
以下でどうぞ。

絵本ナビ

現在発売中の『母の友 8月号』(福音館書店)には「だるまちゃん」クイズとぬりえが掲載されています。お楽しみください。

2020年7月7日発売のkodomoeではだるまちゃんたちが折り紙になって登場!
『かこさとし あそびずかん なつのまき』(2014年小峰書店)も紹介されています。

2017年の開園以来、多くの皆様にお越しいただいている越前市武生中央公園ですが、昨年度は142万人のご来場をいただき福井県内の観光施設としては最多の人数となりました。

かこ作品の数々が遊具や仕掛け、掲示、ベンチやマンホールなど随所に登場、2020年5月には「からすのパンやさんのおうち」も新設。屋内施設「かみなりちゃんのおうち」や飲食施設もあり、人工の「かわ」や太陽系を模した噴水は夏に大人気です。

「かみなりちゃん」のトランポリンや「からすのパンやさん」かざぐるま塔の複合大型遊具、小さいお子さん専用の「まめちゃんえん」、お相撲のできる土俵、季節を味わいながら散策やストレッチなど小さなお子さんから大人までゆっくり楽しんでいただける公園です。

2020年6月22日の福井新聞でも報じらました。

「からすのパンやさんのおうち」については以下でどうぞ。

からすのパンやさんのおうち

福井県越前市ふるさと絵本館

福井県越前市ふるさと絵本館は、6月24・25日は展示替えのため臨時休館、26日より新たに『ダンスをする魚のなぜなぜなぜ』(2000年小峰書店)の複製画を全点展示いたします。

ダンスをする魚とは、「日本の北の地方でトゲッチョとかハリウオとよんでいる」イトヨのという小さな魚のことです。鋭いトゲのあるこの魚の習性を紹介しながら生き物が命をつないできた長い歴史とその意味を考えるきっかけになる科学絵本です。

環境の著しい変化でこの本の扉で紹介している全国、全世界にすんでいるこの魚たちの分布が狭くなっていないことを願ってやみません。

この展示に関しては以下に情報があります。

越前市絵本館

絵本館の年間予定は以下でご覧ください。

絵本館カレンダー

越前市のコウノトリ、ひなの愛称決まる 「しらくん」など

地球環境が危機的状況にある中、嬉しいニュースです。
福井県越前市の白山地区でコウノトリのひな4羽が大きくなり、このほど命名されました。そのうち2羽の名前は、かこの『コウノトリのコウちゃん』(2017年小峰書店)に登場する「シラ」「ヤマ」ちゃんからとられました。

2014年5月、かこはこの地区を訪れコウノトリの様子を実際に見せていただき、コウノトリが育つ環境作りに尽力している方々のお話を聞かせていただきました。出来上がったこの絵本では、当時はまだ実現していなかった、ひなが成長し巣立ち、再び戻ってきて次の世代を育てる様子がそれを見守る子どもたちや支える人々との交流を交えて描かれ、こんなうまくいけばいいなあと思うような物語に淡い期待を寄せたものでした。

それから3年、以前にも増して多く人々の支援の力で、物語のようにコウノトリが成長、繁殖し、命がつながっているのを目の当たりに見ることができるのは、本当に嬉しいことです。

コウノトリたちは朝、近くの小学校に登校してくる子どもたちを校舎の上から見ているそうです。コウノトリの餌になる田んぼの生き物が豊富にあるためには、大変な苦心がいることを、働く大人たちを見て子どもたちはよく知っています。

環境を整えることは口で言うほど簡単ではなく、コウノトリを支える人々の地道な努力に頭が下がります。機会がありましたら、是非一度そおーっとコウノトリを見にお出かけください。

下の絵で、上に描かれているのがシラちゃん、下がヤマちゃん。
記事は以下です。

中日新聞

越前市の広報でも伝えられています。以下でどうぞ。

越前市

6月22日の読売新聞および福井新聞によると、4羽のうちの「やまちゃん」「さーくん」の2羽が巣立ったと報じられています。また6月26日毎日新聞(福井)にも同様の記事が掲載されました。

ヒナが全て巣立つ

そして7月6日、4羽が巣立ったと中日新聞が報じました。以下でどうぞ。

中日新聞 巣立ち

だるまちゃんの鼻の上に並んだ4羽のからすたち!
この特別なデザインは2021年福井県越前市で開催される全国紙芝居大会を応援するためです。
以下の記事をどうぞ!

特別デザインTシャツ

同様の内容で6月27日福井新聞にも記事が掲載されました。