2023
「科学道100冊」とは「書籍を通じて科学者の生き方・考え方や科学の面白さ・素晴らしさを届ける」プロジェクト。
2023年「傑作選」が発表され、『人間』(1995年福音館書店)が含まれています。
「宇宙のはじまり」から「地球と海のたんじょう」「はじめてでてきた生命」といった23の項目で人間について探ります。
人間の誕生、人間の成長と身体のしくみ、知恵・心、社会そして死についてもテーマとして取り上げ、最後には「あなたが、そして君も人間です」という見出しの2ページで終わります。
科学絵本『かわ』『海』『地球』『人間』よりもっと大きなテーマがある、といってかいたのがこの『人間』です。人間をさまざまな角度から見るこの大型科学絵本は、小学生から大人までお読みいただける内容です。
科学道100冊 傑作選
2023年11月15日NHK福井「ニュースザウルスふくい」で放映された『かこさとし童話集』についてのニュースリポートが「おはよう福井」で再放送、「おはよう石川」「おはよう富山」「おはよう東海(愛知・三重・岐阜)」「おはよう静岡」でも放映されました。
「心に響く作品の原点」を編集者さんや長女のインタビューから探ります。
この童話集を出版している偕成社編集部・千葉美香さんと加古の長女が以下の動画で童話集について話しています。どうぞご覧ください。
オンライン対談第6回 童話集
「これまでになかった手法で、新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を」紹介しているCasaBRUTUSにかこさとしが登場です。以下でどうぞ。
なお、引用の言葉を掲載している『未来のだるまちゃんへ』は現在、文春文庫になっています。
本と名言365 かこさとし
長い間、ご覧になりにくかった5冊の絵本がこのほどオンデマンド出版されることになりました。
「かこさとし七色のおはなしえほん」シリーズから
『コチコチやまのとこやさん』(1984年)
『まほうのもりのブチブル・ベンベ』
『こぶた四ひきちんちろりん』(いずれも1986年)、
「かこさとし おたのしみえほん」シリーズから
『いやだいやだの きかんぼ ひよこ』(1988年)(以上全て偕成社)
「こどものとも」シリーズで配本された『きれいなかざり たのしいまつり』(1987年福音館書店)
いずれも30年以上前の出版で、それぞれに味わいが異なりますが、色合いが美しくたくさんの動物が登場するなど初めてご覧になる方は新鮮な驚きがあることでしょう。
「かこさとし七色のおはなしえほん」シリーズは「面白い」の言葉の白を他の色に置き換えて、その色をテーマカラーにして物語を展開するという趣向でつくられました。七色なので7冊かと思いきや、赤いタイトル文字の7冊と緑のタイトル文字の7冊で計14冊のシリーズでした。
『コチコチやまのとこやさん』は茶色、『まほうのもりのブチブル・ベンベ』は黒、『こぶた四ひきちんちろりん』は黄色がテーマカラーですので、お話の展開と合わせてお楽しみください。
また、『まほうのもりのブチブル・ベンベ』と『いやだいやだの きかんぼ ひよこ』は海外で取材したものを日本語にした物語なので、それを意識したタッチの絵も見どころです。
そしてクリスマスが気になる今、クリスマスツリーを主人公にしたお話『きれいなかざり たのしいまつり』も出版されます。これは福音館書店から「年少版 こどものとも129号(12月号)」として刊行されたもので、当時はハードカバーでの出版はされませんでしたので初めてご覧いただく方も多いのではないでしょうか。
この本の折り込み付録に、加古が創作に込めた思いを書いています。当サイトでご紹介したことがありますので是非ご一読ください。
きれいなかざり たのしいまつり
オンデマンド方式ですので、皆様からご注文をいただいてからの印刷製本となるため、以下から直接お申し込みください。
クリスマスの特別なプレゼントになることを願っております。
オンデマンド復刊絵本
2023年12月21日のマイナビ子育てでも、取り上げられました。
以下でどうぞ。
マイナビ子育て
2023年最後のオンライン対談となる第9回のゲストはフリー集編者・原陽子さんです。
月刊雑誌MOEのインタビューなど多くのインタビュー記事をまとめていただいた原さんには加古との思い出がたくさんあり、ご自身が小さいころから加古作品を愛読していたことに始まり、著作に関して非常に多くをご存知なので、とってもおきのエピソードがうかがえそうです。
申し込み締め切りは12月8日まで、以下からどうぞ。
オンライン対談第9回
『かこさとし童話集第3巻・4巻』が2023年10月30日に配本となります。
1、2巻に続き、第3巻は〈動物のおはなし〉です。表紙の絵は、「バンちゃんねずみの大ぼうけん」、そしてカバーの内側にあるのは「赤ずきんちゃんとおおかみのはなし」(下)ですが、皆さんがご存知の物語とはちょっと違うお話しです。
この巻には「スピッツベルゲン協会の集まり」や「テリブル・クリニック」といった大人の方に是非お読みいただきたい作品が収録されています。
第4巻は〈日本のむかしばなし〉です。愉快なお話、歴史に彩られた物語、昔の厳しい暮らし向きにみにつまされたり⋯。一口に〈むかしばなし〉と言っても加古による「創作昔話」ですので独特の味わいがあります。
巻末には「子どもたちによる瓜子姫物語のでき上がり」と題する加古の16ページにわたる貴重な解説を再録しています。どうぞゆっくりお楽しみください。
2023年10月25日の福井新聞で童話集の紹介記事が掲載されました。
第1巻に収録されている「おすましヌルちゃん がんばりヌラちゃん」「森のみどのシャンリリリン」や福井県は加古のふるさとであることから、特に古里が背景となっているお話「さいねんじのつばめ」を取り上げ、また10月末刊行の第4巻には福井が舞台の昔話が収録されていることなどにも触れています。
巻頭には鈴木万里による文、加古による挿絵のないものは一部、孫の中島加名が描いたことも伝えています。下は第2巻、中島によるお話に登場する地図。
NHK福井の夕方6:10〜7:00の番組「ニュースザウルスふくい」では、かこさとし童話集第1・2巻が出版のニュースを刊行前日に報じていただきましたが、その続報です。童話集作品とふるさとの関係についてのレポート、どうぞお楽しみに!
早いもので第3・4巻も刊行され、今月末には第5・6巻が発売の予定です。年内に第7巻、年明け2024年に8・9・10巻が出版されシリーズ全10巻が揃います。
ニュースザウルスふくい 11月15日
2023年10月に第1巻・2巻の刊行が始まった『かこさとし童話集』についての記事が掲載されました。
この童話集の原稿を亡くなる前に加古が出版社編集の方に手渡した時のこと、収められているお話の内容やその背景、込められている思いなどが原稿にそえられていた挿絵の写真とともに紹介されています。
下の絵は第1巻のカバー、内側にある「おむすび山のカラスちゃん」の挿絵です。
オンライン対談第8回は、もと福音館編集部の古川信夫さんのお話を伺います。
古川さんは長い間編集に携わり多くの絵本作家さんたちと絵本をつくってこられました。その豊かなご経験から広く鋭い視点で絵本の世界についてお話をしてくださることと思います。
加古作品では『だるまちゃんととらのこちゃん』『だるまちゃんとだいこくちゃん』や「ことばのべんきょう」シリーズ、『あさですよ よるですよ』『きれいなかざり たのしいまつり』などの編集をされました。どんな裏話が飛び出してくるでしょうか。ご期待ください。
お申し込みは2023年11月10日(金)までです。
オンライン対談第8回