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イベントレポート

終戦80年藤沢市平和式典が松井一實広島市長、鈴木史朗長崎市長をお迎えし、両市長に続き鈴木恒雄藤沢市長のご挨拶で式典開始となりました。

①パネルディスカッション
松井一實広島市長、鈴木史朗長崎市長が原爆投下の実相、復興の歩みや平和学習の取り組み説明されました。また、2人の学生パネリストの質問におこたえになりながら、今後に向けた思いを熱意をこめてに話され、この様子が2025年11月15日夕方のNHK総合テレビ関東地方のニュースで報じられました。

この式典の司会は、平和学習広島・長崎派遣プログラムに参加した方が担当、それぞれの部の最後に所感を交えて次の部を紹介する進行が印象的でした。

鈴木恒雄藤沢市長からは藤沢市が長年取り組んできているこの派遣プログラムについても紹介がありました。

② 『くらげのパポちゃん』朗読
平和学習プログラムに参加した小学校5年生から大学1年生の若者たちが、写し出される絵を背景にキャラクターごとに担当して朗読しました。お話が終わった後会場は、しばし祈りに似た静けに包まれました。

司会の佐藤さんのコメントの最後は次のようでした。
「鮮やかな海の描写や迫力ある生き物と一緒に、戦争があったことが海の底に描かれていて、この絵本は、過去に日本も戦争をしていたことを未来につないでいく、忘れてはいけなことをそっと読者につたえていえるのかなと感じました。」

③基調講演「平和への想いを未来につなぐ」
サヘル・ローズさんによるお話しに心揺さぶられたのは筆者だけではなかったことでしょう。心に残るメッセージの連続でした。

④戦後80年 藤沢平和のメッセージ
平和学習プログラムの参加した若者たちがそこで気づいてこと考えたことなどを発表。

それぞれの思いが伝わる若者たちのメッセージにこの式典の大切さを感じ、平和への思いをあらためて考えることができました。

尚、この式典については2025年11月18日の東京新聞でも報じられ、『くらげのパポちゃん』朗読に「約200名の聴衆が静かに耳を傾けた」と紹介されました。

2025年11月18日 東京新聞 藤沢市平和式典

前列右から長崎・藤沢・広島の市長さんと登壇した若者たちの記念撮影風景