お知らせ

スペシャル

第40回巌谷小波文芸賞贈呈式が2017年11月22日、都内のホテルで行われました。

出版社の皆様をはじめ多くの方々の温かい拍手に迎えられ、かこさとしにとっては幼い頃より心に強く刻んでいた名前を冠する賞をいただき感無量の贈呈式となりました。91歳足腰がめっきり衰えていますが、「まだまだ勉強しなければ」の言葉に会場はあらためて大きな感動に包まれました。

同時に贈呈式が行われた第57回久留島武彦文化賞贈呈式では越前市での紙芝居コンクールなどでご協力くださっている長野ヒデ子さんも受賞されました。

下は、巌谷小波のレリーフをはめ込んだ文芸賞記念品。

『太陽と光しょくばいものがたり』(2010年偕成社)の共著者のお一人、藤嶋昭先生が2017年の文化勲章を受章されることになりました。

受章理由でもある光触媒の発見の経緯とこの発見がわたし達の生活でどのように役立っているのかがでわかりやすく描かれている『太陽と光しょくばいものがたり』は子どものみならず大人の方にもお読みいただきたい絵本です。

下の写真はその一場面、白衣を着ているのが光触媒を発見した藤嶋 昭先生。

2017年2月に出版された『別冊太陽かこさとし こどもに遊び、子どもに学ぶ』(平凡社)では、この『太陽と光しょくばいものがたり』の編集者によって出版にまつわるエピソードが綴られています。

光触媒は太陽の光で汚れを落としたり、抗菌・殺菌の効果があることから、かこさとしが監修した越前市武生中央公園の大型遊具などにも利用されており、園内には説明の看板(下の写真)も設置されています。

2017年7月発売の『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』(河出書房新社)には、かこさとしとの対談「子どもの好奇心に寄り添って」が掲載されています。

尚、2017年11月14日から始まる藤沢市民ギャラリー「だるまちゃんと遊ぼ! かこさとし作品展」にて、1枚ですが本作の画を展示いたします。

加古里子が第40回巌谷小波文芸賞を受賞することとなり、日本青少年文化センターより発表されました。
本賞は明治期の児童文芸に寄与した巌谷小波(いわやさざなみ)を記念するもので、児童文学作家や画家などが対象で1978年、久留島武彦(くるしまたけひこ)が創設した日本青少年文化センターが設立しているものです。

加古里子は1975年に『遊びの四季』で第15回久留島武彦文化賞を受けています。また、同著作で第23回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。

以下のサイトをご覧下さい。

https://www.seibun.or.jp/information/recommendation5.html

『出発進行!里山トロッコ列車』(2016年偕成社)は副題に「小湊鐵道沿線の旅」とあるように、小湊鐵道のトロッコ列車と駅、沿線の自然や史跡とそれらを守り続けている人々の生活を総合的に描いています。
この度、トロッコ列車を核に沿線の里山を未来へつなげる活動全体に対して、グッドデザイン賞が授与されることになりました。

絵本をご覧いただきながら受賞理由となった小湊鐵道や周辺の歴史、文化、自然科学に親しんでいただけたら幸いです。
以下の小湊鐵道ホームページに詳しく掲載されています。

http://www.kominato.co.jp/

『絵巻じたてひろがるえほん かわ』(2016年 福音館書店)が第51回造本装丁コンクールに入賞、日本印刷産業連合会会長賞を受賞することになりました。

2017年7月3日に行われた審査会の結果が公表され、応募者数328点の中から上記の賞に選ばれました。この本の装丁は辻村益朗氏、印刷は精興社、製本は岡山紙器所です。原画が左右両端にゆとりを持って描かれていたことが幸いし、装丁、印刷、製本にご苦心頂いたお陰で、このような絵巻じたてひろがる絵本が実現しました。

2018年2月にドイツ・ライプツィヒで開かれる「世界で最も美しい本コンクール」に出品されたのち、10月のフランクフルト・ブックフェアで展示されるそうです。

国内では2017年11月3日から5日まで東京堂ホール(神保町・東京堂書店6階)にて本コンクール応募の全328点を展示。時間は時間は10時から18時。入場無料です。

尚、2017年12月1日から2018年3月4日までは、印刷博物館「世界のブックデザイン」にて展示されます。

第51回 造本装幀コンクール結果については以下をご覧下さい。

http://www.jbpa.or.jp/zohon/zouhon51.pdf

だるまちゃん誕生50周年を記念して作られただるまちゃん音頭。もうお聞きになりましたか。
今年の夏はだるまちゃん音頭で元気いっぱいお過ごし下さい。

振り付け動画は以下(福音館書店サイト)から

http://www.fukuinkan.co.jp/ninkimono/daruma/ondo.html

作詞:加古里子
作曲:飯田俊明
歌:ミネハハ
振り付け:茂山逸平

2017年2月に小峰書店より刊行された、かこさとし描き下ろし最新刊「コウノトリのコウちゃん」を記念するスペシャル動画が絵本ナビさんにより公開されました。
この本の舞台となったふるさとについて語るかこさとしのインタビューをはじめ、越前市のコウノトリの様子を伝える貴重な映像です。是非以下よりご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=fCICmtFWp1E

"子どもに読み聞かせたい絵本"、"お父さん・お母さんに読んでほしい・お勧めしたい絵本"を選考の基準として全日本私立幼稚園児教育研究機構・調査広報委員会が過去5年以内に出版された絵本の中から選考するものです。

福音館書店より2016年に刊行された「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」が選出されました。詳しくは以下をご覧ください。

https://youchien.com/ehon/2017/

「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」とかこさとし

「かわ」複製原画の一部を3月20日まで東京・[室町コレド3]ちばぎんひまわりギャラリーにて展示中。詳細は展示会情報をご覧ください。

子どもの鋭い感性に目を向けて――国民的絵本作家から全ての親子へ、未来への希望のメッセージ

2016年12月1日に発刊された文藝春秋社文庫版を記念しての3回にわたるインタビューの第1回目。

http://hon.bunshun.jp/articles/-/5404

第2回目(中)は以下です。

http://hon.bunshun.jp/articles/-/5405

第3回(後)は、長女が語る、父・かこさとしの子育て。以下からご覧ください。

http://hon.bunshun.jp/articles/-/5406

この文庫版の「詳しい内容については、以下をご覧ください。

http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907587

2014年出版の単行本「未来のだるまちゃんへ」の特設サイトは以下です。

http://hon.bunshun.jp/articles/-/2511

尚、「未来のだるまちゃんへ」(文庫)は2017年1月20日より電子書籍としても刊行されました。

「だるまちゃん」の原点『マトリョーシカちゃん』を出版するまで

かこさとし90歳を記念して6月末より始まった「かこさんを囲む人たちインタビュー」第7回 は、福音館書店の古川信夫さんのお話です。初めて編集を担当した「だるまちゃんととらのこちゃん」(1984年年)の思い出や「マトリョーシカちゃん」(1984年)出版までの苦労話や加古についての知られざる一面を語っています。

だるまちゃんたちが写っている写真の背景になっているのは、書店さん用の新しい包装紙です。だるまちゃんにゆかりのあるものが沢山のかわいらしいデザインは、プレゼントにぴったりです。

これから続々登場のだるまちゃん絵本のご案内も掲載しています。以下をご覧ください。

http://www.ehonnavi.net/sp/style/156/8/

絵本ナビかこさとしを囲む人たちインタビュー第1〜6回は、当ウェブサイトの〈カテゴリー〉スペシャルにてご覧いただけます。