2023年に12月に手書き原稿発見が報じられていた「くらげのパポちゃん」がついに絵本になりました。
2025年2月5日以降に書店さんに並びます。是非お手に取ってご覧ください。
裏表紙には「パポちゃん」が海の仲間と一緒にいます。
講談社の特設もあります。
出版されたばかりの『かこさとし 新・絵でみる化学のせかい』5冊シリーズを藤沢市の4市民図書館に寄贈の機会をいただき2024年11月27日藤沢市・鈴木恒夫市長さんはじめ皆様にご挨拶、お披露目となりました。その様子が11月28日の神奈川新聞に写真入りで掲載されました。
この写真は会場で、テーブルに立ててあるのがこの度講談社より刊行された新刊です。
中央の列の5冊と最前列左にあるのは1981〜82年に偕成社から出版された旧版です。ただし最前列右の『世界の化学者12か月』(偕成社)のみ2016年にリニューアルして刊行されました。
後方左の絵は本シリーズ④『地球と生命 自然と化学』の第1場面の複製画、後方右は『過去六年間を顧みて』(2018年偕成社)の最後にある、小学校卒業時の加古の決意。「化学博士という目的を目指し、友と約束したことと、父母の教えを胸にとめ勢いよく進んでいこう」でこの文集を終えています。
小学6年生の決意を実現し化学博士となったかこさとしからの贈り物を「こどもだけでなく大人の方にも手に取って」いただけたら思います。
かこさとし童話集第9・10巻世界のおはなしその1、その2が出版され、これで全10巻が刊行となります。
シックな色合いのカバーがかけられたこの2巻には、古今東西の様々な地域のお話、アイヌの人々に伝わるお話や琉球の物語もあります。
9巻の表紙の絵はこの童話集のために書き下ろした「メン鶏と三羽のひよこ」という苗族の古話の挿絵です。
10巻の表紙絵は「ウクライナ民話 おちていたてぶくろ」という加古が1956年セツルメント(ボランティア)活動で子どもたちに見せていた手描き紙芝居からです。
どうぞお楽しみください。
かこさとし童話集第8巻が間も無く書店にも並びます。
生活のなかのおはなし〈その3〉で、川崎セツルメント活動の子ども会の経験から子どもが主人公のお話、子どもの生活に身近なものをテーマにした楽しい物語、かこさとしをモデルにしたちょっと面白い科学者カッコー博士の冒険や発見など、この巻もバラエティー豊かです。
表紙は真っ赤。絵はこの巻に収められている「あおくんぽっぽ あかくんぽっぽ」の絵です。あおくんはどこにいるでしょうか。あかくんを押して坂道を進む汽車のお話は子どもも大人もきっと大好きになります。
第9巻と10巻は3月半ばに2冊同時刊行の予定です。お楽しみにお待ちください。
2023年10月から刊行が始まった『かこさとし童話集』、第7巻生活のなかのおはなし〈その2〉が間も無く今月下旬に出版されます。
この巻は小さいお子さん向けの全部ひらがなで書かれた愛らしいお話から、詩のような色や音や匂いまでもがするような文学的な作品「トンネルの童話」、いじめをテーマにした「死にたくなった ブスかです。」人形劇脚本「化学(ケミカル)学校」そして加古が大学卒業前に子どもたちを招待して上演した童話劇「夜の小人」の脚本も収録、加古自身による解説もついています。
表紙の絵は「おどろいた小さな八百屋さん」の手描き紙芝居からです。わさび色のカバーに前扉のフードペーパーはネギの廃棄葉を混ぜ込んだ越前和紙という渋い組み合わせです。
非常にバラエティに富んだ貴重な一冊であらゆる世代にお楽しみいただけます。ご期待ください。
『かこさとし童話集第5巻』〈日本のむかしばなし その2〉と第6巻〈生活のなかのおはなしその1〉が出版されました。
第5巻には、加古が20代後半、セツルメント活動で子どもたちに紙芝居として見せていた愉快な「絵姿女房」や「屁放の十どん」、生まれ故郷福井県の武生(たけふ)を舞台にした「きつねの川わたり」(表紙の絵)、亡くなるまで50年近く暮らした藤沢の家近くにまつわる「腰越江島縁起伝」、忍者の話や子ども狂言など、様々な創作昔話がおさめられています。
また、巻末には解説ではなく、加古による「お話を読んであげる時のために」があり、読み聞かせや語り聞かせをする際にお役に立てていただければと思います。
第6巻は、7、8巻に続く〈生活のなかのおはなし〉の最初の巻です。
この巻にも、幼少の頃の思い出や小学校時代に体験したことなどをモチーフにした作品がありますが、セツルメントの子どもたち向けに作った「小さな診療所のおいしゃさん」(表紙の絵)をはじめ、セツルメントの子どもたちを主人公に実話を元にした「ぼくの母ちゃん」や「自転車にのってったお父ちゃん」も掲載しています。
巻末には野上暁氏による解説もあります。
ご家族皆さまでお楽しみください。
『かこさとし童話集第3巻・4巻』が2023年10月30日に配本となります。
1、2巻に続き、第3巻は〈動物のおはなし〉です。表紙の絵は、「バンちゃんねずみの大ぼうけん」、そしてカバーの内側にあるのは「赤ずきんちゃんとおおかみのはなし」(下)ですが、皆さんがご存知の物語とはちょっと違うお話しです。
この巻には「スピッツベルゲン協会の集まり」や「テリブル・クリニック」といった大人の方に是非お読みいただきたい作品が収録されています。
第4巻は〈日本のむかしばなし〉です。愉快なお話、歴史に彩られた物語、昔の厳しい暮らし向きにみにつまされたり⋯。一口に〈むかしばなし〉と言っても加古による「創作昔話」ですので独特の味わいがあります。
巻末には「子どもたちによる瓜子姫物語のでき上がり」と題する加古の16ページにわたる貴重な解説を再録しています。どうぞゆっくりお楽しみください。
2023年9月28日より『かこさとし童話集 第1・2巻』(偕成社)の配本が始まりました。
2027年9月27日NHK福井「ニュースザウルスふくい」では「かこさとしさん 未発表を含む作品集出版へ」と題し、編集の千葉美香さんのインタビューを中心に紹介してくださいました。NHK➕で1週間ご覧になれます。
この童話集については、千葉美香さんと鈴木万里のオンライン対談を近日中に配信致します。ご期待ください。
2021年刊行の『かこさとしと紙芝居 創作の原点』(童心社)では、150の紙芝居作品のあらすじをご紹介しつつ簡単な解説をつけています。
その中で下の年表にあるように題名の下に*があるものは、「かこさとし自選童話集」シリーズ(偕成社/2021年冬〜刊行)に収録とあり、その童話集についてお問い合わせをいただいいておりました。
大変長らくお待たせしてしまいましたが、2023年9月末から順次この童話集(全10巻)が偕成社から出版されます。
例えば、この表の13「かえるのがっこう」や20「なめくじのヌル」も収録されています。しかも、最初に創作したものに更に手を入れたり題名を変更するなど挿絵と共に掲載されます。紙芝居作品の脚本もかこ自らが童話として完成させた形でお読みいただけます。
古い童話や絶版の絵本など、これまで読者の皆様にお読みいただく機会がなかったものや、未発表の作品や新作も含んでいます。
9月末から配本予定です。今しばらくお楽しみにお待ちください。