お知らせ

『かこさとし童話集第5巻』〈日本のむかしばなし その2〉と第6巻〈生活のなかのおはなしその1〉が出版されました。

第5巻には、加古が20代後半、セツルメント活動で子どもたちに紙芝居として見せていた愉快な「絵姿女房」や「屁放の十どん」、生まれ故郷福井県の武生(たけふ)を舞台にした「きつねの川わたり」(表紙の絵)、亡くなるまで50年近く暮らした藤沢の家近くにまつわる「腰越江島縁起伝」、忍者の話や子ども狂言など、様々な創作昔話がおさめられています。

また、巻末には解説ではなく、加古による「お話を読んであげる時のために」があり、読み聞かせや語り聞かせをする際にお役に立てていただければと思います。

第6巻は、7、8巻に続く〈生活のなかのおはなし〉の最初の巻です。

この巻にも、幼少の頃の思い出や小学校時代に体験したことなどをモチーフにした作品がありますが、セツルメントの子どもたち向けに作った「小さな診療所のおいしゃさん」(表紙の絵)をはじめ、セツルメントの子どもたちを主人公に実話を元にした「ぼくの母ちゃん」や「自転車にのってったお父ちゃん」も掲載しています。

巻末には野上暁氏による解説もあります。
ご家族皆さまでお楽しみください。