かざぐるま
投稿日時 2025/08/31

かざぐるまで先ず思い出すのは『からすのパンやさん』(1763年偕成社)。
並んで寝ている生まれたばかりの4羽の赤ちゃんをあやすかのように、小枝にくくりつけてあります。お父さんのお手製でしょうか。
時が経ち、こどもたちも頑張って、パンやさんは大賑わいとなりますが、そこで活躍するのもこの風車。声を張り上げるお父さんの頭上で回っています。

森のはるか向こうに「かざぐるまが、ちらちら まわっているのが みえたら」どんなにかいいのに、と思いながら森を見上げたことはありませんか。

このかざぐるまは裏表紙にも描かれ、『からすのパンやさん』の物語の大事な小道具となっていることがわかります。

『かぜのひおはなし』(1998年小峰書店)では風の日の遊びとして表紙に登場し、第一場面はご覧の通りです。
そして次の場面で、が吹いて、かざぐるまがくるくる回る様子をみんなで見ていると・・・
さらに、最後の後ろ見返しでは、りすちゃんやくまちゃんもかざぐるまを手にしています。

『てづくり おもしろ おもちゃ』(2021年小学館)ではその題名通り、このかざぐるまの作り方が丁寧に説明されています。
かざぐるまが回るのを見ているのは、思いのほか心が和むものです。作ってみませんか。
