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挨拶する北野書店会長の後方には「つながる本棚」

昔々、今から70年以上も前のことです。川崎は鹿島田の駅前に木造のお店がありました。北野書店の前身です。その店先に日曜日になるとメガネをかけた背の高い若者やってきて、わらばん紙や文房具を買うようになりました。20代の加古里子(かこさとし)です。

当時、加古はこどもたちにお話しを聞かせたり手描きの紙芝居を見せたりして、こどもたちからたくさんのことを教わりました。その頃の様子の写真が、伝記の63、66ページにあります。

こうして1970年藤沢に転居するまでセツルメント活動を続けました。そしてそれ以降は日本中の子どもに向けて絵本の執筆に一層邁進しました。

こうして時は流れ、88歳、米寿のお祝いを直前に北野書店さんがお店にご招待くださり、懐かしい東古市場の住まいや近辺をご案内してくださいました。三角広場で思い出に浸る様子が伝記109ぺージの写真にあります。

また、その翌年には中原図書館でセツルメントの子どもたちの絵を展示したり、当時を知る方々を探して加古の講演会の舞台に上がっていただきました。このご尽力をしてくださったのも北野書店さんでした。

その書店さんが2025年12月にリニューアルし、書店としては日本で初めて学校図書館とおなじ日本十進法による本棚やこだわりの「つながる本棚」を設置。

かこさとしコーナーには、複製画3枚を常時展示しています。小学生によるポップや帯など力作を見ていると本への興味が一層湧いてきます。ぜひ間近でご覧になることをおすすめします。

リニューアルオープンの様子が東京新聞、朝日新聞で報道されました。

2025年12月 東京新聞デジタル 北野書店

2025年12月6日 朝日新聞 北野書店

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  • 2025年12月6日 東京新聞、朝日新聞かこさとしゆかりの北野書店、日本初の十進分類法による本棚設置(更新中)