2021年4月28日北海道新聞『だむのおじさんたち』紹介
投稿日時 2021/04/28
この5月2日で、かこさとしが亡くなって3年になりますが、そんなご紹介で始まる記事は、かこのデビュー作『だむのおじさんたち』(2007年復刊ドットコム)を取り上げています。当時は電力不足で、水力発電のためのダム建設が日本各地で行われていました。
ダム建設を測量から完成まで追う科学絵本ですが、ダムを作り上げる「おじさんたち」の働く姿、力と気持ちが背景の自然とともに描かれています。
動物や働く車も登場。古くて新しい1959年に出版されたこの本を是非手に取ってみてください。
下は、1959年、福音館書店「母の友」シリーズ絵本34として刊行された『こどものとも だむのおじさんたち』で、この後ハードカバーとなって出版されました。このシリーズは、絵本として初めて産経児童出版文化賞を受賞。「力強い絵本を」と題する裏表紙の解説は、当サイトの[編集室より]〈あとがきから〉のコーナーで2018年7月に掲載しています。