運動会の種目
秋は運動会の季節。猛暑の影響で時期を遅くすることがあるようですが、学校行事のなかで1番の注目かもしれません。
昭和30年代の運動会では、足元は「はだしたび」がお決まりで、帰る頃には、指先あたりが擦れて穴があくので、高学年になると、はだしたびをはいた上に運動靴をはいて登校しました。
赤白ハチマキや赤白帽は今でもかわりませんね。
昭和時代に小学生だった筆者にとっては玉入れ、大玉ころがし、綱引き、徒競走といった種目が思い浮かびます。
加古作品の中にも登場しています。
『ことばのべんきょう②くまちゃんのいちねん』では玉入れ(上)、綱引きに加え二人三脚とかけっこ(徒競走)が描かれています。
小学校に上がったばかりの頃、二人三脚の意味がわからず加古に尋ねると「脚というのは足のことで二人だけれど足を結んで一緒に動かさなければならないので3本の足のようだから、こういうのだ」と教わりました。
『とんぼのうんどうかい』(下)では、玉入れの代わりにたまわりです。
『どろぼうがこうだいうんどうかい』では大玉ころがしや、綱引きのほか、逆走100メートル走(下)や「ドルばこリレー」「ニセさつわたし」など世にも珍しい種目がプログラムに並んでいます。
綱引きは簡単ながら全員参加できる競技で、『とんぼのうんどうかい』にもあるように空中でもできるようです。『だるまちゃんしんぶん あきのごう』(下)では、「そらまめようちえん」の運動会のおしまいに綱引きで白組が勝ちというニュースも絵入りであります。
童話集③にも「かにちゃんおーえす かめちゃんおーえす」(下)という綱引きのお話があってこれはなかなか面白いので是非お読みください。
今年の運動会、みなさんはどんな種目に参加したり応援したりするのでしょうか。