編集室より

紙に折り目がありますが原画です。
カラフルな絵ですね。それもそのはず。上部余白に加古の字で「ひらけポンキッキ4月号」左上には「p16」とあり、1973年から1993年まで20年間続いた幼児向けテレビ番組の月刊絵本用原画です。

この月刊誌のアートデイレクターをしていたのが堀内誠一氏です。のちに堀内夫人になられた内田路子さんが川崎のセツルメントにいらしたのがきっかけで、加古のデビュー作『だむのおじさんたち』が出版されることになりました。そんなご縁もあり、堀内氏のご依頼で遊びの要素を盛り込んだこの絵を描いたようです。

この原画が絵本ではどんな画面になったのかは、福井県ふるさと文学館(福井市)で開催中の「堀内誠一子どもの世界」で展示していますので、是非ご覧ください。9月18日までです。尚、8月24日、28日、9月4日、11日は休館です。