編集室より

かことの共著もあり、光触媒の発見で知られる科学者・藤嶋昭氏による『かこさとし科学絵本の世界』(2022年学研)の表紙の中央にあるのが『宇宙』(1978年福音館書店)。

ノミのジャンプから宇宙の果てまでの30場面は「知識や科学のすばらしさを、できるだけやさしく伝えたいと」(『宇宙』あとがきより)著した絵本です。

この『宇宙』は、「発達支援 プリプリ パレット 10・11月号」〈教えて!みんなのお気に入り絵本コーナー〉でも紹介されています。「絵本は発達に課題がある子も自分のペースで楽しめるもので、子どもの好きなことや得意なことに注目し、とっておきの絵本を見つけてください」とあります。

2022年9月18日福井新聞朝刊〈絵本でわかるSDGs〉コラム欄では「かこ博士、紙の実験」という見出しで『よわいかみ つよいかみ』(1980年童心社)を図書館支援活動の経験とともに紹介。SDGsの持続可能な開発目標を説明しやすいとしています。

『よわいかみ つよいかたち』は前述『かこさとし科学絵本の世界』でも取り上げ、初めて体験する「科学実験」として解説しています。

読書の秋、文学はもちろん科学絵本も是非どうぞ。