2018年9月23日越前市ふるさと絵本館『あさですよ よるですよ』劇で再現
木々の葉に秋の気配が感じられるここは、「だるまちゃん広場」のある武生中央公園から絵本館に向かってきた所。
風もなく、親子さんが外で楽しそうに羽根つきをしている音が心地よく響き印象的でした。
絵本館入口左手前にあるだるまちゃんのモニュメント脇に植えられたヤツデもすっかり根付き茂っています。
正面入口に立つと何やら賑やかな音楽が聞こえてきました。
絵本館2階で全場面展示中(11月11日まで)の『あさですよ よるですよ』(1986年 福音館書店)にちなんだ劇のリハーサルのようです。
この絵本には、お子さんたちの日常の身近な事を通じて、目に見えない時間というものをを認識できるようにという意図もあります。
絵本に描かれている園や家は、ずいぶん恵まれていて、子どもたちが大切な事をしっかり学びながらゆったり暮らしています。著者がこの本を執筆した1986年当時では、夢のような暮らしぶりですが、著者の願いが感じられます。
後ろ姿もなんとも愛らしいまめちゃんたちを演じるのは、かこさとしが八十数年前に通っていた幼稚園のお子さんたち。ご家族も出演され、絵本館スタッフや「だるまちゃんファンクラブ」の皆さんとともに時計を読みながら絵本にそって劇は進みます。
挨拶、遊び、紙芝居を読んでもらったり、家族や自分のことを話したり。楽しそうに一生懸命、そして時々観客席のお家の方が気になる様子に、見ている人々も皆ニコニコ、手拍子や掛け声で応援。
絵本に描かれている子どもたちを大人が見守る眼差しや一家団欒の暖かな空気が伝わってくる劇に心が和みました。
まめちゃんたちと同じような遊びが武生中央公園の「まめちゃんえん」(小さいお子さん専用)で楽しめます。2018年11月11日までは、公園の「まめちゃんえん」で遊び絵本館で原画複製をご覧いただけるチャンスです。
尚、9月28日からは武生中央公園で菊人形も始まります。(入場無料・11月4日まで)
まめちゃんたちの写真は以下にもあります。
http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/050/kakosatosi/otanjoubiibent.html