2025年1月8日福井新聞「かこさん作 化学絵本復刊」40年前の「絵でみる化学のせかい」
最新データ、知見盛り込む
2024年11月末に刊行された『かこさとし 新・絵でみる化学のせかい』5冊シリーズ刊行について、その経緯やこのシリーズに込めた加古の思いなどとともに、藤嶋昭先生による監修で、版を大きく新装した本書の特色などを紹介しています。
2024年11月末に刊行された『かこさとし 新・絵でみる化学のせかい』5冊シリーズ刊行について、その経緯やこのシリーズに込めた加古の思いなどとともに、藤嶋昭先生による監修で、版を大きく新装した本書の特色などを紹介しています。
おやつは大人にとっても楽しみですが、特に成長期の子どもには大切なものです。
2025年1月8日の福井新聞「越山若水」では、おやつと言われる由来や大人にとっても「大事な時間」として棋士やスポーツ選手のおやつに触れながら、越前市ふるさと絵本館で展示中の「みんな大好き!おやつ」で紹介している加古のふるさとのおやつの思い出を伝え「古里のだんらん」を思い起こさせるとしています。
上の絵は『からすのおかしやさん』(2013年偕成社)、洋風のお菓子だけでなく、「ようかんか まんじゅうなんかが ほしいのう」というしろいひげおじいさんのリクエストにこたえて出来上がった数々です。
この希望は、幼い頃には野原で調達したおやつか、だしをとった後のじゃこをしがんでいた加古にとってなかなか口にすることができなった、おやつへの願望がこめられていているようです。
現在、越前市絵本館で多くの場面を展示している『あそびの大惑星⑦ももくり チョコレートのあそび』のあとがきをどうぞお読みください。
(引用はじめ)
まだ小さな内臓のこどもという生物の大きな運動量をまかなうため、休息や水やおやつが大切です。特におやつは間食と言う。臨時仮設駅ではなく、また栄養やカロリーといった物質面だけにとどまらず、心身の全面発達という大きな旅行の重点スケジュールに組み込む配慮が必要でしょう。それはシツケとか教訓とかではない、やすらかな満足と健やかな文化を伴った、心との交錯主要駅としていただきたいのが、イタドリの芽やダシジャコのおやつ(?)で育った作者の願いです。
(引用おわり)