『ふゆのほし』(1985年偕成社)
投稿日時 2020/11/12
冬の足音が近づいてきました。
手に入りにくかった『ふゆのほし』(1985年偕成社)の重版が出来上がりました。
この本には絵だけではなく、実際の星空の写真があり、本を読みながら星を見つける練習ができます。星の名前の由来や星によせる古来からの思い・逸話、星や太陽の大きさなど興味深い内容がわかりやすく説明されています。
かこはこのシリーズ刊行にあたり、冬の白河天体観測所に編集者さんと伺い、寒さに震えながら観測し、ご教示いただいたそうです。さぞかし大きなクシャミをしながらだったのではないかと想像します。
見返しには、星座の位置がわかる早見図が載せてありますので、寒さ対策を万全にして星空を見上げていだければ幸いです。
12月12日から盛岡市文化センターで始まる「かこさとしの世界展」では、『なつのほし』とこの『ふゆのほし』の原画を1枚づつですが展示いたします。どうぞお楽しみに。尚、会期は2021年1月31日までです。