越前市ふるさと絵本館『まさかりどんが さあたいへん』展示
投稿日時 2019/09/05
2019年9月5日〜11月10日
福井県越前市かこさとしふるさと絵本館では展示替えをして、この秋は『まさかりどんが さあたいへん』(小峰書店)の全場面をごらいただけます。なんと!本物の〝まさかり〟や〝よき〟も展示しています。
『まさかりどんが さあたいへん』のお話では、一体いくつの道具が登場するのでしょうか。職人さんの仕事場にはこういった道具がずらりと並んでいるものですが、なかなか直接目にすることはできません。この絵本でたくさんの種類の道具がそれぞれの役目をしていることを小さい方々にも楽しみながら知っていただければと思います。
(上・下の写真にある本の題名は、かこさとしの手書き文字です)
越前市は、伝統産業として打ち刃物の長い歴史があり、絵本館最寄りのJR武生駅には、打ち刃物で作られた巨大な龍が飾られていて初めてご覧になる方はきっと驚かれることでしょう。
現在では昔ながらの手法を活かしフランス料理をいただく時に使うナイフやステンレス製の包丁などもつくられ、世界中にその良さが知られています。また越前箪笥も有名で、こういった伝統工芸の技術を活用して絵本館にある椅子や外にある案内板などが作られています。
『まさかりどんが さあたいへん』のお話を楽しみながら、物を作ること、そのために必要な道具を作ること、先人から受け継いできた技術や伝統にも触れていただける秋のお出かけはいかがでしょうか。