重版出来「出発進行!里山トロッコ列車」「大地のめぐみ土の力大作戦」
投稿日時 2016/07/14
大地のめぐみ土の力大作戦(小峰書店)
越前市ふるさと絵本館で展示中の本作を苦労して探していただいた方もいらしたとのこと、お待たせしてしまいました。
昨年のノーベル賞に輝いた大村智博士の研究は土壌の中の細菌についてでしたが、本書11ページには土の中にすむ生き物の中でも小さなもの、原生動物、藻類、カビ・菌類、そして細菌について描かれています。
10ページには、土中にすむ最大の生物モグラ、ネズミ、ミミズ、アリ・・・カブトムシやコガネムシなど馴染みのある虫も幼虫のときは土中でくらしています。
雨の前の土の匂いは私たち人間も動物であることを気づかせてくれます。この夏、足下の土について探ってみてはいかがでしょうか。驚きの事実が本書で明らかになり、土に対する見方がきっと変わります。
出発進行!里山トロッコ列車(偕成社)
一部の地域で品切れになっておりました5月の新刊「出発進行!里山トロッコ列車」も増刷できました。トロッコ列車、草花、科学に、歴史と興味を持っていただく点は様々なようですが、かこさとしが描く人と自然が見事に調和する里山の風景に誰もがほっとされ、ひきつけられる心に優しい本書です。
この本の出版にまつわるエピソードは、絵本ナビ「かこさとしさん90歳おめでとう 記念連載 かこさんを囲む人たちインタビュー第2回 偕成社 千葉美香さん」をご覧ください。