2018年11月20日読売新聞[文化]加古里子さん最後の本
病床でも指示 「みずとはなんじゃ?」刊行
加古里子が文、下絵までできながら絵が描けない状態となり、今年3月に画を鈴木まもるさんに依頼した絵本が11月に出版された。それまでの経緯とこの本に込められたメッセージを写真とともに伝える。
加古里子が文、下絵までできながら絵が描けない状態となり、今年3月に画を鈴木まもるさんに依頼した絵本が11月に出版された。それまでの経緯とこの本に込められたメッセージを写真とともに伝える。
かこさとしの詩を2篇掲載。いずれも初公開の「はだかんぼ」と「ヒロちゃん変身」。挿絵は加古の孫であるカメツヒロキ。NHKテレビ「プロフェッショナル」の中で加古が92歳の誕生日プレゼントに贈られたカメツヒロキの絵も掲載。
かこさとしの代表作を取り上げその特徴と魅力を紹介。『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)のうちわや帽子、『からすのパンやさん』(偕成社)のいろいろな形のパン、『とこちゃんはどこ』(福音館書店)の人混みの中からとこちゃんを探す場面など詳しく描かれた絵本のページについて述べる。また『たべものえほんシリーズ』(農文協)を例に、テーマを子どもにわかりやすく描く点は、科学絵本『海』『地球』『宇宙 』『人間』(いずれも福音館書店)にも通じ大人でも楽しめると解説。
https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/101900130/110900002/
2018年11月9日NHKテレビ首都圏ネットワークで放映されたかこさとしの新刊『みずとはなんじゃ?』に込められた思いについて在りし日の加古のインタビューを交え紹介。
2016年刊行の『出発進行! 里山トロッコ列車』(偕成社)の舞台となった小湊鉄道、石川晋平社長さんによるおススメ3冊。
『ことばのべんきょう』全4冊セット(1970-1975年年福音館書店)、『だいこんだんめん れんこんざんねん』(1984年福音館書店)、『未来のだるまちゃへ』(2016年 文春文庫)。
氏が幼少の頃、そして子育ての際の読み聞かせ体験からの選。『出発進行!里谷トロッコ列車』出版と同じ頃に文庫化された語り下ろしのメッセージ『未来のだるまちゃんへ』表紙やかこさとしの肖像などが南伸坊さんによるイラストで。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201811/CK2018110902000138.html