2020年6月19日中日新聞『コウノトリのコウちゃん』にちなみ命名、全ヒナ巣立つ
越前市のコウノトリ、ひなの愛称決まる 「しらくん」など
地球環境が危機的状況にある中、嬉しいニュースです。
福井県越前市の白山地区でコウノトリのひな4羽が大きくなり、このほど命名されました。そのうち2羽の名前は、かこの『コウノトリのコウちゃん』(2017年小峰書店)に登場する「シラ」「ヤマ」ちゃんからとられました。
2014年5月、かこはこの地区を訪れコウノトリの様子を実際に見せていただき、コウノトリが育つ環境作りに尽力している方々のお話を聞かせていただきました。出来上がったこの絵本では、当時はまだ実現していなかった、ひなが成長し巣立ち、再び戻ってきて次の世代を育てる様子がそれを見守る子どもたちや支える人々との交流を交えて描かれ、こんなうまくいけばいいなあと思うような物語に淡い期待を寄せたものでした。
それから3年、以前にも増して多く人々の支援の力で、物語のようにコウノトリが成長、繁殖し、命がつながっているのを目の当たりに見ることができるのは、本当に嬉しいことです。
コウノトリたちは朝、近くの小学校に登校してくる子どもたちを校舎の上から見ているそうです。コウノトリの餌になる田んぼの生き物が豊富にあるためには、大変な苦心がいることを、働く大人たちを見て子どもたちはよく知っています。
環境を整えることは口で言うほど簡単ではなく、コウノトリを支える人々の地道な努力に頭が下がります。機会がありましたら、是非一度そおーっとコウノトリを見にお出かけください。
下の絵で、上に描かれているのがシラちゃん、下がヤマちゃん。
記事は以下です。
越前市の広報でも伝えられています。以下でどうぞ。
6月22日の読売新聞および福井新聞によると、4羽のうちの「やまちゃん」「さーくん」の2羽が巣立ったと報じられています。また6月26日毎日新聞(福井)にも同様の記事が掲載されました。
ヒナが全て巣立つ
そして7月6日、4羽が巣立ったと中日新聞が報じました。以下でどうぞ。