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京都新聞アート&イベント情報サイト[ことしるべ]「かこさとしの世界展」特集

かこさとしの絵本を読もう①「あさですよ よるですよ」

かこさとしの理想が投影されているような豊かな暮らしが、かわいい豆の家族の1日によって描かれています。時間という目に見ないものが小さなお子さんにもわかります。

越前市武生中央公園にはこの絵本の世界が立体になった「まめちゃんえん」もあり小さいお子さんが遊ぶのにぴったり。

姉妹編『あかですよ あおですよ』(2017年福音館書店)もあります。

記事はこちらから。

あさですよ

給食に「だるまちゃん」のお餅

News Up オトナもうらやむ給食

最近の給食は大変美味しいそうで、その献立も世界各地の郷土料理が登場するなど工夫されているようです。読書週間にあわせて本に関連するメニューも登場することがあると紹介されています。

そしてなんと、「だるまちゃんとてんぐちゃん」のお餅も登場だそうです。絵本ではだるまちゃんのためにだるまどんが昔ながらの方法でお餅をついてあげるのですが、2019年夏、ひろしま美術館で「かこさとしの世界展」開催の折には、カフェで「だるまちゃん」のお餅にちなんで、ずんだ餅をメニューにしました。きっとそのイメージが強かったのでしょうね。。。

おせち料理の予約が始まってお正月が話題になる季節になりました。お餅を食べながら「だるまちゃん」のことを思い出していただけたら幸せです。そうそう、かこさとしは磯部餅が大好きでした。。。

記事は以下で。

給食

食欲の秋!餃子・コロッケ・ホットケーキ……

『からすのパンやさん』

暖かな食べ物がうれしい季節になりました。おいしいものが出てくる本の紹介のなかで取り上げられているのは『からすのパンやさん』。焼きたてホカホカのパンの香りがしてくるようです。

この続編には『からすのおかしやさん』『からすのやおやさん』『からすのてんぷらやさん』からすのそばやさん』といずれもおいしそうなものがズラリと並びます。合わせてお楽しみください。

記事は以下です。

ほんのひきだし

『コウノトリのコウちゃん』(2017年小峰書店)は、かこの生まれ故郷福井県越前市の白山・坂口地区の様子を取材して出来上がった絵本ですが、この地区では兵庫県豊岡市の取り組みを模範にコウノトリがすめる、人間にもよい環境作りに県や市とともに取り組んでいます。

人間の仕掛けたわなでケガをした豊岡のコウノトリが元気になって放されたことを伝える記事で、かこが小峰書店のご協力でお手伝いした「手ぬぐい」が、お役に立ったようです。以下でお読みください。

コウノトリ

だるまちゃんもいます!

菊薫る武生中央公園です。
今年のテーマは童話のお姫様。シンデレラの馬車に乗って写真が撮れるそうです。白雪姫、人形姫にかぐや姫や乙姫様。そして「だるまちゃん」も特別参加!

入場無料です。

目の保養ができて、美味しい空気に菊の香りにも癒される越前市中央公園で秋のひと時をお楽しみください。
シンデレラの馬車からゆっくり歩いても5分もかからずに「かこさとし ふるさと絵本館 石石(らく)」に到着。『まさかりどんがさあたいへん』の全場面も展示しています。是非お寄り下さい。

2019年10月5日福井新聞でも報じられました。以下でお読みください。

福井新聞

福井新聞online

また、2019年10月8日には、読売新聞でも「広がる童話の世界 シンデレラ、白雪姫ら登場 たけふ菊人形」という見出しで報じられました。

2019年10月11日 中日新聞 「だるまちゃん 残った残った 越前市 園児読み聞かせ、紙相撲」

2019年10月9日に、ふるさと絵本館で行われた「だるまちゃんといっしょにあそぼう!」のイベントについては以下からどうぞ。

同様の記事が2019年10月10日 福井新聞朝刊「みんなで読もう」コーナーで【加古ワールド ゲームで満喫 越前市の園児】として報じられました。

中日新聞 ふくい地域

福井新聞

『くりひこ うりひめ』

かこさとしが20代後半、サラリーマン時代にたずさわったセツルメント活動では、子どもたちが自分で工夫し思い切り楽しく遊んで欲しいと願い、そのお手伝いをしていました。紙芝居をみせたり、こども新聞を発行したり、絵の教室を開いたり、遠足や運動会もありました。

中でも人気は幻灯でした。幻灯というのは8ミリスライドのようなものです。映画やテレビがまだまだこどもには縁遠いものだった時代、こどもたちの幻灯に寄せる期待は大きなものだったそうです。内容はなじみのある日本の昔話が多かったとか。

セツルメント活動は全くのボランティア活動なので、セツルメントハウスと名付けられた活動場所となる小さな家の家賃などすべてがセツラーと呼ばれるボランティアの人たちの寄付でまかなわれていたそうです。様々な活動に必要な資金を捻出するため、幻灯を100ほど製作し販売したと、かこが話しておりました。そのいくつかが現存し、これまた今となっては大変貴重な幻灯機によって上映する催しが、山形で開催されます。

上のチラシにあるように山形国際ドキュメンタリー映画祭関連自主企画「幻灯の映した昭和 ー絵本と炭鉱 ー第1部 絵本作家の幻灯画」にてです。

日時: 2019年10月12日(土)10:30-12:00
場所 : 山形大学小白川キャンパス 人文社会科学部 301教室 入場無料 予約不要

手元に残っている原画は、全てモノクロで、製作:川崎セツルメントこども会、配給 :日本幻灯文化株式会社とあります。最後の場面の右下に「1955・8さ」とありますので1955年8月にかこさとしが描いたと思われます。当時は、スライドに直接、彩色する方法ですので彩色は会社によるものでしょう。

お近くの方は「くりひこ」と「うりひめ」をめぐる、かこさとしの創作昔話を幻灯でお楽しみください。

なお、この企画については2019年10月5日山形新聞朝刊に社会情報として報じられました。
以下でどうぞ。

くりひこ うりひめ

『かこさとしの世界』(2019年平凡社)

読書の秋にふさわしい爽やかさがようやく感じられるようになってきました。様々な書評でかこさとし作品をご紹介頂いておりますが、「弁護士会の読書」コーナーで図録と絵本が紹介されました。以下、9月18日掲載分で、お読みいただけます。

弁護士会の読書

台風15号の進路にあった関東の地域では、9月9日の未明に暴風雨という言葉通りの猛烈な風雨にさらされました。

ガラスが破れるのではないかと思うほど激しく叩きつける風雨の音に恐怖を感じるほどでした。大きな木や鉄塔までなぎ倒すその自然の力の大きさとそれに耐えうる建物の有り難さを痛感しました。思いうかんだのが『あなたのいえ わたしのいえ』の風の場面でした。

台風一過、停電のニュースに家そのものに加え、そこに整っているライフラインの有り難さを再認識し、目にとまったのが、建設通信新聞のコラム「風波」です。たまたま、かこさとしの言葉を引用していました。「端折ってはいけない。一つひとつ積み重ねていかなければ子どもたちには伝わらない。」

かこのデビュー作『だむのおじさんたち』(1959年福音館/復刊ドットコム)や科学絵本のことを紹介し、「ものづくりの楽しさ、建設産業の重要性」を次世代に伝えるにあたり「かこさんの絵本から学ぶべきことは多い。」と結んでいました。

『だむのおじさんたち』は10月30日〜11月18日に京都・大丸ミュージアムで開催される巡回展で、全点展示致します。最後の場面とさらにその前の場面は、かこ自らがボツにして描きかえましたが、絵本に使わなかったその2場面もあわせてご覧頂けます。全場面を一目で見ることによって、かこが緻密に考えた色彩や構図などがおわかりいただけます。お楽しみに。

また、越前市ふるさと絵本館では、ものづくりの基本を楽しく味わえる『まさかりどんが さあたいへん』(1996年小峰書店)の全点を11月10日まで初公開しています。詳しくは当サイト絵本館情報・最新情報をご覧ください。
以下は有料サイトです。

建設通信新聞

絵本作家・かこさとしさんを知る本

上記のようなコーナーで著作のご紹介があります。書店での販売ではなく、「年少版・こどものとも」129号として予約購読でお届けしたクリスマスツリーの絵本「きれいなかざりたのしいまつり」も展示されます。

都立多摩図書館

八月尽、聞きなれない言葉かもしれません。八月最後の日のことで、かこさとしはこの日に特別な思い出を持っていました。

高校2年生になったかこは寮に入り軍需工場で奉仕労働をする日々で夏休みもなく、ようやく久しぶりに帰宅した夏の終わりに思いもかけないことが次々と起こります。富士登山で危うく遭難一歩手前で難を逃れたものの「夏休みの計画のすべてがむなしくきえたくやしさ」と「ただならぬ戦争状況のいりまじった、あつい夏のおわりの思いは」生涯消えなかったようです。

『こどもの行事 しぜんと生活 8月のまき』(2012年小峰書店)に描いています。(上)また、2013年『中央公論』9月号にも「人生最悪の夏休み1943~2013年」と題したイラスト入りのエッセイで語っていますが、これは『別冊太陽 かこさとし』(2017年 平凡社)に転載されています。(下)

当時の国語の先生は、尊敬していた、俳人中村草田男で、その句に次のようなものがあります。
「八月尽の赤い夕日と白い月」

かこのような強烈な思い出ではなくても、夏休みの最後には、ああすればよかった、こうしておけば、という反省や後悔が誰しも沸き起こってきます。そうならないように過ごせればそれに越したことはないのですが、反省をすることで、改善したり自らを戒めたりしてこれが助走となって前進できるのなら、それはそれで意味があるでしょう。

2019年8月21日、北海道新聞〈異聞風聞〉「後出しの夏、忘れない」では、かこさとしの『遊びの四季』(2018年復刊ドットコム・下)から、じゃんけんの優れた点と有効性を見抜いたこどもの力に触れ、「大人が子ども時代の心情と感覚を思い起こすことは、大人として大人がしなければならない真の道をみいだすことにつながる」と引用して、子どもたちの世界では仲間の尊敬や信頼を得られない、後出しじゃんけんのような夏を忘れない、とありました。

兎にも角にも、8月尽。今年も残すところ4分の1です。