月見だんご
花より団子ではないのですが、お月見でどうしても飾りたいのはススキに秋の実りとお団子。月餅を飾ったこともありましたが、白いまんまるのお団子を盛り、翌日、甘辛く煮てもらって食べるのが幼い頃は楽しみでした。
そんな風物詩を描いているのが、『ことばのべんきょう くまちゃんいちねん』(1971年福音館書店)や『こどものカレンダー』(1975年偕成社)です。
お月見が表紙になっている『こどもの行事 しぜんと生活 9がつのまき』(2012年 小峰書店・上)では「中秋の名月」にちなみ〈月の形と名前〉〈月とウサギ〉、〈月の位置とみちかけの形〉〈月の形と出入りの時間〉など、大人でも正確に説明するのは難しい事柄がわかり易くイラストで示されています。
この本の表紙及び裏表紙の絵は、藤沢市役所の1階に9月いっぱい展示されていますので、近くにお住まいの方は是非ご覧下さい。(2018年12月まで毎月、その月の本の表紙絵に掛け替えています。)
『いろいろ食事 春秋うまい かこさとしの食べごと 大発見 5』(1994年農文協・下)には、〈月見だんごのつくり方〉まで載っています。
「だんごの数は、ふつう15ですが、ところによっては、12(平年)、13(うるう年)のときもあります。」と説明があって、三宝に美味しそうに飾られているお団子の絵があり、ここでクイズが出題されます。
「15のだんごのをつむには、どのようなかたちにしたらよいでしょうか。また、12や13のときはどうつみますか?」
ヒントは、一番上は1つ、その下は4つでこれは、お団子がいくつであっても同じです。
「答えは後ろの見返し」とありますが、特別に答えをお知らせします。2018年は9月24日が十五夜だそうです。きれいに積んだお団子とともに、お月見をお楽しみ下さい。