『おたまじゃくしのしょうがっこう』)2014年偕成社)
投稿日時 2019/04/22
新年度が始まり、新一年はようやく少しずつ学校に慣れ始めている頃でしょうか。それとも、特に小学一年生は、毎日、まだ緊張して教室にすわっているのでしょうか。
「いちべえぬま小学校」に入学したおたまじゃくしたちは、アイウエオや足し算を勉強したり体操をしたり。そんな様子で始まる『おたまじゃくしのしょうがっこう』(2014年 偕成社)のあとがきをご紹介します。
(引用はじめ)
この『おたまじゃくしのしょうがっこう』は前作『おたまじゃくしの101ちゃん』の続きとしてつくったお話です。前作からもう40年もたってしまったので、当時の読者は、みないいお年になっておられることでしょう。
したがって、おたまじゃくしもみな、かえるになっていなければならないのですが、「赤ちゃんおたまじゃくし」からすぐに大人のかえるになるのではなくて、やっぱり「あとあしおたまじゃくし」から「四足(よんそく)おたまじゃくし」と育ってゆく様子をかきたかったので、こんなおはなしとなりました。
「めだかの学校」があるのですから、おたまじゃしにも小学校があってもよいとおもったのです。みんなしっかり勉強して、中学校からすえは大学まで進めるよう、どうか応援してやって下さい。
(引用おわり)
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