2020/08/21
『こどもの行事 しぜんと生活9がつのまき』(2012年小峰書店)
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今年ももう三分の二が過ぎようとしています。9月といえば、夏休みが終わり、2学期を迎え、秋の行事の準備を始める時ですが、今年はどうも勝手が違います。それでも、日の入りが早くなり、蝉の声に虫の声が混じり、猛暑とはいえ季節は少しづつ移ってゆきます。
あとがきをどうぞ。
9月のあとがき
わざわいとたのしみの行事の月
(引用はじめ)
9月はイネのみのりには、たいせつなときです。それなのに、この時期には、たびたび台風がおしよせるので、むかしの人は「二百十日」や「二百二十日」といって、立春の頃から注意をはらって、わざわいをふせぐようにつとめていました。
9月は本来、満月や、かおりのよいキクをながめたり、しずかなながい夜をたのしむ季節です。
9月の行事には、わざわいをさけようとする努力やたのしみをひろげたいという人びとのねがいがこめられていることをよくくみとってください。
(引用おわり)
本文は縦書き、漢字にはふりがながあります。
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