編集室より

新旧の暦と天体のうごき

神秘的な皆既月食があり、2月を迎えました。
『こどもの行事 しぜんと生活2月のまき』裏表紙には、節分、豆まきのような様子が見られます。立春が来て日差しが増してはくるものの、かまくらに雪下ろしと雪国ではまだまだ厳しい寒さが続きます。

暦は現代の生活にもなくてはならないものです。その成り立ちは天体観測によるもので洋の東西を超えた人類の知恵の結集とも言えそうです。なぜ2月だけが短いのか、閏年はどうしてあるのかなど、是非本作でお読み下さい。
あとがきをご紹介します。

あとがき

(引用はじめ)
カレンダーや学校の行事など、みな太陽暦(新暦)なのに、各地の行事の中には、旧暦やひと月遅れで行われているものがあります。すべて新暦にすればいいのにという意見もあります。昔の人たちは、月の満ち欠けを用いて昼と夜の時間や四季の変化をたくみにはかり、間違いのないよう工夫をして、農耕や生活を実行していました。この旧暦と新暦の関係と違いを知る事は、太陽・地球・月の動きを正しく知る機会となります。むかしの暦などと思わずに、宇宙と人間の生活を考えるきっかけにしましょう。
(引用おわり
本文は縦書きで全ての漢字にふりがながありますが、ここでは省略しています。