『美しい絵』(1974年偕成社)紹介
投稿日時 2021/06/22
6月23日は沖縄・慰霊の日です。「モナ・リザ」で始まり「ゲルニカ」の紹介で終わる『美しい絵』(1974年偕成社)は、かこが自ら出版社に持ち込んで出版をお願いした経緯を持つ唯一の絵本で、2021年6月18日、ダ・ヴィンチニュースではこの本を紹介している『科学絵本の世界100』(2021年平凡社)を取り上げています。
『美しい絵』でかこはゲルニカの説明を次のように記しています。
(引用はじめ)
はげしい いかりや、
かわいそうな ひとを すくいたいという
いのるような 心を、
あらあらしい せんと、
かわった かたちと、
はいいろだけの 絵に こめたのです。
(引用おわり)
(尚、漢字にはふりがながあります。)
ピカソのように描くことはできなくても、絵に込められた思いを、絵を描いた人の心をくみとりたいと思います。
下は、『美しい絵』の裏表紙。若い頃のかこらしき人が嬉しそうにゴッホの絵を見ています。
この本の紹介があるのは、以下です。