かこさとしへのたくさんのメッセージカード、ありがとうございました
川崎市市民ミュージアムでの「かこさとしのひみつ展-だるまちゃんと探しに行こう-」が終わって1か月が過ぎようとしています。この展示期間中に設けていただきました「いつまでも いつまでも かこさとし 」のコーナーで皆様が書いて下さったメッセージを先ごろ受け取りました。
一人では持ち上げられないほど大きくて重い箱には、8冊のファイルに綺麗にまとめられたメッセージカードが3801枚と、添えられたお手紙にありました。また、展示会に先駆け全国各地の書店に設置されたメッセージボックスに投函していただいたものをまとめた5冊のファイルも一緒に届きました。これより先に越前市ふるさと絵本館からいただいたスケッチブックのメッセージと合わせ、毎日じっくり読ませていただいております。
カードは皆様のお気持ち、思い出、励ましや感謝の言葉に溢れ、様々な表情のだるまちゃんやからす、かこの顔、キャラクターなど、どれもこれも心に響くものばかりです。ようやく鉛筆が持てるような小さい方の手によるものから、きっとプロフェッショナルと思われる筆使いで描いてくださっている方。
小さな限られたスペースにこんなに素敵な画面を、こんなに広い世界を、深い思い、長いご家族の歴史を書いてくださった皆様に頭が下がり、感謝しつつ、笑顔でそして時に涙で、お一人お一人におめにかかるようにして、その時間を過ごしております。皆様のお心の中に、かこさとしが生き続けていることがわかり、これ以上嬉しいことはありません。
遠方から来てくださったり、何回も足を運んでくださった方も多くいらして、偲んでいただいたかこさとしは、さぞかし恐縮していることでしょう。「申し訳ないねえ。お返事が書けたらなあ」という声が聞こえてくるようです。
直接御礼申し上げることができず、また感謝の気持ちを表す言葉が見つからず情けなさでいっぱいですが、衷心より厚く御礼申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております。誠にありがとうございました。